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【UFC】マネル・ケイプがUFCデビュー戦で判定負け。ヴォルコフがオーフレイムをTKO、サンドヘイゲンがエドガーに衝撃28秒KO勝ち!

2021/02/07 08:02

▼フライ級 5分3R
○アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)125.5lbs/56.93kg
[判定3-0] ※29-28×2,30-27
×マネル・ケイプ(アンゴラ)125.5lbs/56.93kg

 元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプがフライ級に落とし、オクタゴンデビュー。対するはTUFで扇久保博正に判定負けも、UFC本戦では、かつてケイプが判定負けしている佐々木憂流迦に一本勝ちするなど、6勝3敗と大きく勝ち越しているアレッシャンドリ・パントージャ。2019年7月にはデイブソン・フィゲイレードとも対戦し、判定まで持ち込むなどあなどれない相手だ。堀口恭司が属するATTでも練習を行って来た。現在フライ級5位。ケイプにとっては勝てば一気にランキング入りが望める相手だ。

 当初、両者は2020年12月19日(同20日)に対戦予定だったが、パントージャが新型コロナウイルス感染検査陽性反応のため欠場。延期となり、約1カ月半を経て、今回、試合が組まれたことになる。

 試合に向けて昨年末、すでにラスベガス入りしてたケイプは、2020年12月12日(同13日)の「UFC256」メインイベントのUFC世界フライ級選手権試合デイブソン・フィゲイレードvs.ブランドン・モレノのバックアップファイターに抜擢されるも、登場の機会は得られず。同級王座戦は、5Rの死闘の末、王者フィゲイレードが判定1-0のドロー防衛を果たしている。

 事前の囲み取材で、ケイプはそのときのことを「“チャンピオンと戦うかもしれない”というチャンスを得ることができたし、(タイでの)最初のキャンプよりも、アメリカで素晴らしいチームとトレーニングに励める環境ができたことで、前より良くなっているのを実感している」と語る。

 対戦相手のパントージャについては、「これまで対戦してきた相手よりも遅いと感じる。自分のほうが完璧で、もっとスマートだと思う。だから、美しいマスタークラスをみんなにお見せするよ」と、自信を見せると、「1R目に彼のボディを破壊する。鼻をへし折り、肋骨も折るだろう。そして2R目にKOする」と、KOデビューを予告した。

 ケイプの前戦は2019年12月に朝倉海にTKO勝ちでRIZIN王座を戴冠。パントージャは2020年7月の前戦でアスカー・アスカロフに判定負け。

 1R、サウスポー構えのケイプに、オーソドックス構えのパントージャ。圧力をかけるパントージャはワンツーもサークリングするケイプ。ワンツーから組みに行くパントージャを切るケイプ。パントージャは右ローを蹴る。

 左ジャブを打つケイプ。追うパントージャは右ミドル。回るケイプ。次の右ミドルはかわす。オーソドックス構えに変えるケイプにワンツーで詰めるパントージャ。組みを切るケイプは左ジャブ。しかし、パントージャは右カーフキック! 続くローはケイプはヒザを引いてかわす。

 サウスポー構えに前足を変えたケイプ、右のトリプルで前に出るパントージャをかわすケイプ。左ローも。右ローはかわすケイプ。オーソドックス構えに変えるとパントージャは右ロー! サウスポー構えに変えるとパントージャは左インロー、右ミドルを当てる。ケイプはマットに手を着いてのセンチャイキックを見せるが下に。パントージャは立ち上がり際にヒザを見せるが、その足を掴んでケイプは立ち上がる。パントージャのラウンドに。

 2R、オーソドックス構えから入るケイプ。右ロー、ワンツーを狙うパントージャ。ケイプも右をカーフキック! サウスポー構えになるケイプ。オーソドックス構えになると右のローを打つパントージャ。さらに右ミドルも。右ミドルで攻めるパントージャ。ワンツーの打ち終わりを左で狙うケイプだが、オーソドックス構えになるとパントージャは右ローを当てる。ケイプも右カーフキック。

 サウスポー構えになるケイプ。右の打ち終わりにパントージャが右を当てる! さらに右ミドル。見合いが多い中、飛びヒザを狙うケイプ。それを右の蹴りで迎撃するパントージャ。ケイプは低いダブルレッグからテイクダウン、寝技の得意なパントージャを抑え込むことはせず、立たせてバックテイクするが、突き放すパントージャ。さらにケイプは右の蹴り足を取って2度目のテイクダウンもパントージャはダメージなく立ち上がる。このラウンドも右ミドルを当てたパントージャ。ケイプの最後のテイクダウントライをどう取るか。

 3R、サウスポー構えから入るケイプ。パントージャの右はかわすと、左の後ろ蹴りで牽制。ヒザを触りにくるパントージャを切るケイプ。テイクダウンを嫌うケイプは中にに入りにくい。下がりながら左フックを当てるケイプ! しかし浅い。右ミドルはパントージャ。ワンツーの連打のパントージャに下がりながら左を入れるケイプ。パントージャの左ローをすかすケイプ。しかし右ミドルは当たる。パンチから右ハイに繋ぐパントージャの蹴りをかわすケイプ。

 圧力かけるケイプ。右ミドルのパントージャ。ケイプは左ボディストレート。手数が足りないケイプ。左ストレートを当てるケイプ。パントージャも右を返すと、右ロー! 左ハイをかわしたケイプはダブルレッグからバックへ。突き放すパントージャに、さらにダブルレッグから立たせてバックテイクするケイプ。パントージャが突き放してブザー。3Rもケイプのテイクダウンアテンプトをどうジャッジされたか。

 判定は3-0(29-28×2,30-27)でアクティブに打撃を繰り出したパントージャが勝利。ケイプはほろ苦いオクタゴンデビュー戦となった。

 MMA23勝5敗となったパントージャは、バックステージで、「ケイプはとても良い選手だが、自分の試合展開で進めることを大事にしていた。ケイプはストライカーとしてハイレベルだからこそ、自分も打撃でやれることを見せられた。それは王者のフィゲイレイドと戦うためだ」と語った。

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