【セミメインイベント】
▼バンタム級 5分3R
○コーリー・サンドヘイゲン(米国)135.5lbs/61.46kg
[0分28秒 KO] ※右跳びヒザ蹴り
×フランキー・エドガー(米国)135.5lbs/61.46kg
キックボクシングでWKA世界王座を獲得後、MMAに転向したサンドヘイゲンはMMA13勝2敗。LFAでジャマル・エマーズに判定負けもUFCで5連勝。2020年6月にアルジャメイン・スターリングに1R リアネイキドチョークで一本負けでオクタゴン初黒星を喫するも、2020年10月の前戦では元WSOF世界バンタム級王者のマルロン・モラエスを2R、スピニングバックキックを当ててパウンドアウト。
オーソドックス構えがベースのスイッチヒッターで、MMA柔術にも長けている。現在バンタム級2位の28歳。メインに登場するオーフレイム、ジャスティン・ゲイジーらと同じエレベーション・ファイト・チーム所属。
対するエドガーは、元NCAAディビジョン1レスラー。2012年さいたまでのベンソン・ヘンダーソンとのライト級タイトルマッチの名勝負で日本のファンも魅了した。2013年にフェザー級に転向し、3度のタイトルマッチを経験。ジョゼ・アルドに2度、マックス・ホロウェイに敗れ、王座戴冠はならず。
2019年12月、ブライアン・オルテガの怪我を受け、急遽、フェザー級ランキング6位のジョン・チャンソンと対戦も1RTKO負け。2020年8月にバンタム級に転向。5位のペドロ・ムニョスと対戦し、5Rスプリット判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、バンタム級デビュー戦を白星で飾った。今回は、当初2019年12月に対戦予定だったコーリー・サンドヘイゲンと、仕切り直しの一戦となる。
39歳のエドガーは、小刻みなステップのなかで距離をコントロールし、抜群のタイミングでテイクダウンを奪うウェルラウンダー。近年は、ニュージャージーでザビット・マゴメドシャリポフ、チムール・ヴァリエフ、コディー・ガーブラントとも練習を積んでいる。
FRAME IT. #UFCVegas18 pic.twitter.com/uSRdMUwLDB
— UFC (@ufc) February 7, 2021
1R、ともにオーソドックス構え。詰めるエドガーは左を狙って入るが、サンドヘイゲンはカウンターの右の跳びヒザ! サイドに抜けるような跳びヒザ蹴りに、エドガーは前方に頭から崩れ、失神して倒れた。
衝撃の28秒、KO劇。これが世界のバンタム級か。
3月6日(日本時間7日)「UFC 259」では、王者ピョートル・ヤン(ロシア)と挑戦者アルジャメイン・スターリング(米国)の「UFC世界バンタム級選手権試合」も決定しており、スターリングに敗れているサンドヘイゲンは、勝者に再び挑戦を目指すことになる。
試合後、28歳のサンドヘイゲンはバックステージで、「みんな下手って言うからレスリングスキルを見せてやりたかったけどね。(動画のリプレイに)見たくないけど、自分に起きたこととして見るよりマシだね。(バンタム級について)アルジャメインとやったときに来れば、俺はモンスターに変わった。アルジャメインvs.ヤンの勝った方を、俺が7月にKOするだけだ」とクールに語った。
In just 28 seconds, Cory Sandhagen (@Cors_Life) earns the 2nd fastest flying knee knockout in @UFC history (Masvidal, 0:05).
— UFC News (@UFCNews) February 7, 2021
Overall, it's the 6th fastest KO in UFC bantamweight history.#UFCVegas18 Results ⤵️: