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レポート

【ONE】元K-1王者グレゴリアンがダウン奪われるも逆転KO勝ち、ゲイリー・トノンが松嶋に判定勝ち、サワーが判定勝ち、マスンヤネが鮮烈KO勝ち

2020/12/04 21:12

▼第3試合 ストロー級 5分3R
○ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
[1R 0分37秒 KO]
×レネ・カタラン(フィリピン)


 カイラット・アクメトフとダニー・キンガドによるフライ級戦がキャンセルとなり、急遽4日のカードに組まれたストロー級戦。


 レネ・カタランはカタラン4兄弟の長兄。2005年の世界武術選手権、散打48キロ級世界王者となるなど、フィリピンではチーム・ラカイ勢の実績を上回る結果を散打で残している。


 2019年3月に元王者の内藤のび太を1R TKOに下すなど、ONE6連勝で散打のMMAの融合に進化を見せてきたが、2019年11月の前戦で王者・ジョシュア・パシオに2R 肩固めで敗れ、今回が再起戦となる。


 レスリング出身のマスンヤネは、2019年7月にPANCRASEで豪快なバックス―プレックスを見せて快勝し、12月のONEデビュー戦で田龍人を相手に、手堅いコントロールで初勝利を挙げた南アフリカ出身のレスラー。


 頭から落とす投げは反則というONEルールのなか、いかにタイトル・コンテンダーのカタランと対するか。同級には、猿田洋祐と内藤のび太という2人の元世界ストロー王者も控えるなか、タイトル挑戦権を手にするのは、カタランかマスンヤネか。


 1R、ともにサウスポー構え。左ローから入るカタランにマスンヤネは組むが突き放すカタラン。しかし、2度目の組みで首相撲のマスンヤネは左ヒザをボディに突いて、カタランの頭を下げさせると、頭を上げてきたカタランの離れ際に左ハイ! 後方にもんどりうって倒れたカタランを見てレフェリーがすぐに試合を止めた。


 スープレックスではなく、首相撲からの蹴りで衝撃のKO勝利したマスンヤネは、金網を蹴ってバック宙、さらにマット上で跳ねまくり。ヨハネスブルグの養護施設育ちのマスンヤネは、ONEでタイトルコンテンダーに堂々、名乗りを挙げた。

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