▼第4試合 キックボクシング フェザー級 3分3R
〇アンディ・サワー(オランダ)
[判定3-0]
×ジャン・チャンユ(中国)WPMF王者
サワーは長くシュートボクシングで“守護神”として活躍。世界トーナメントS-cupで2002・2004・2008・2012と4度優勝、K-1 WORLD MAX世界一決定トーナメントでも2005・2007と2度優勝を果たしている。2015~2017年にはRIZINでMMAにも挑戦し2勝3敗の戦績を残した。ONEには2018年10月から参戦するも2連敗、2019年の「ONE Super Seriesキックボクシング・フェザー級ワールドグランプリ」は欠場した。今回は2019年3月のONE日本大会以来の試合となる。
WPFM世界王者のジャン・チャンユはジャン・チェンロンの兄。2019年7月にはKrushに来日経験があり、加藤虎於奈からダウンを奪って勝利を収めている。2010年10月のONEではサゲッダーオ・ペットパヤタイと対戦も判定で敗れた。
ボクシンググローブ戦。1R、右ローで様子をうかがうサワーにチャンユは鋭いヒザを突き上げる。サワーは右オーバーハンドをヒットさせると左ボディも叩く。左インローを蹴って自分のリズムを作っていくサワーにチャンユはバックブローを繰り出すも、ヒジ部分が当たってしまい注意を受ける。サワーは右フックと左ボディで揺さぶりをかけていく。
2Rもサワーは左インローを蹴りつつ、右フックを放つ。チャンユもストレート連打で迎え撃つ、右ローを蹴る。チャンユの前蹴りがローブローとなり試合は一時中断。再開後、サワーが左ミドル、左インローを蹴ってチャンユのバランスを崩し、チャンユの左のパンチに得意の右クロスを合わせに行く。パンチのコンビネーションからの左インローでチャンユは大きくバランスを崩す。さらにサワーは右ローで外側からもチャンユの左前足を攻撃。
3R、右フックと左フックを次々と命中させていくサワーはさらに左ミドル、左ボディ、そして左右ローキック。チャンユはローに右ストレートを合わせ、サワーが入ってくるところに右ミドルを蹴るが、サワーは構わず前へ出て左ボディ。大きく下がるチャンユに左ハイ、左フック、左ボディと攻撃を畳みかけ、最後は一方的な展開に。