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【ONE】元K-1王者グレゴリアンがダウン奪われるも逆転KO勝ち、ゲイリー・トノンが松嶋に判定勝ち、サワーが判定勝ち、マスンヤネが鮮烈KO勝ち

2020/12/04 21:12

▼第5試合 キックボクシング ライトヘビー級 3分3R
×アンダーソン・シウバ(ブラジル)
[判定0-3]

〇ムラト・アイグン(トルコ/オランダ)ISKAスーパーヘビー級王者


 アンダーソン・“ブラドック”・シウバはピーター・アーツのスパーリングパートナーとしてブラジルからオランダに渡り、ドージョー・チャクリキでキックボクシングを学んだ。2009年3月、VIP Fight Night 2009トーナメントを3試合連続KOで優勝。GLORYを主戦場とし、ヘスディ・カラケス、ステファン・レコ、セルゲイ・ハリトーノフらから勝利を奪い、レミー・ボンヤスキーとは1勝1敗、バダ・ハリには敗れている。ONEには2019年4月から参戦し、2勝2敗。


 アイグンはピーター・アーツの下でトレーニングを積み、チームアーツのメンバーとして2014年7月の『RISE 100』に来日。羅王丸に1RでKO勝ちしている。同年12月の『BLADE』で再来日してノブ ハヤシを2RでKO、2016年9月には『HEAT 38』に3度目の来日をしてプリンス・アリにも3RでTKO勝ちしている。2017年4月にエロール・ジマーマンを判定で破り初代WFLヘビー級王座に就くと、2018年9月にはWFLヘビー級トーナメントでも優勝している。ONEには今回が初参戦。


 つまり、両選手ともピーター・アーツとの関係がある選手同士の戦いとなった。


 1R、前に出て圧力をかけるのはアイグン。迫力のある左右フックを放っていく。シウバも負けじと左右フックを打ち返す。アイグンから打ち合いを仕掛け、シウバもそれに応じる展開。至近距離でフックが交わされ、どちらが倒れてもおかしくない展開に。


 2R、アイグンの左フックがヒットすれば、シウバも右フックをヒットさせる。至近距離での打ち合いが続き、シウバの首元を押すような左フックでアイグンがダウン。アイグンは「ダウンじゃない」と抗議。中途半端なスウェーでパンチをかわすアイグンに、シウバはロングのフックを狙い撃ち。シウバの左フック、右フック、そして左フックがアイグンを捉えるがアイグンはダメージを感じさせない。


 3Rも前に出るのはアイグン。右フックをもらってグラついたシウバだが、強気にカモンゼスチャー。右を連続でもらうシウバはかなり消耗が激しい。両者クリンチを繰り返すが、手数を出すのはアイグン。最後までアイグンが攻め、判定は3-0でアイグンの勝利に。2Rのダウンで2ポイントがつかなかったのか、シウバも納得のいかない表情だった。

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