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【RISE】王者対決は大崎一貴が制して名古屋大会の開催を直訴、実方拓海がタップロン破り次期挑戦者に、北井智大が執念の逆転勝利

2020/11/14 22:11
【RISE】王者対決は大崎一貴が制して名古屋大会の開催を直訴、実方拓海がタップロン破り次期挑戦者に、北井智大が執念の逆転勝利

大崎得意の右ストレートが川上のブロックを突き破る 撮影/安村 発

「RISE 144」
2020年11月14日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント SuperFight! スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
〇大崎一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-28
×川上 叶(龍生塾/SB日本バンタム級王者)


 大崎はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには今年2月に初参戦し、連勝中だった風音からダウンを奪って勝利すると、7月大会では政所仁との接戦を延長戦の末に制し、9月に田丸辰の保持する王座に挑戦。2Rに田丸をロープに詰めると、離れ際に左フックをカウンターでヒットさせ、ダウンを奪取。その後も圧力をかけ最後まで手数を落とさず、重い打撃でアグレッシブに攻め判定勝利で念願の王座をつかみ取った。


 対する川上は大阪在住の20歳で戦績は11戦7勝(5KO)のハードヒッター。昨年11月のシュートボクシング愛知大会で佐藤執斗にKO勝ちして初代SB日本バンタム級(52.5kg)王座を戴冠。今年4月の大阪大会で石井一成との対戦が決定していたが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止。今回が満を持してのRISE初参戦で王者・大崎との王者対決が決定となった。


 1R、お互いにジャブを出しながら、川上は左へ回り込み、大崎はジリジリと前へ出ていく。よく動いてパンチから上下へ蹴りを放つ川上に、大崎の右ボディが命中。一瞬止まった川上だがコンビネーションを駆使して反撃。大崎は右ボディを狙い撃ち。


 2R、前に出てくる大崎のボディへ左ヒザを突き上げる川上。ジャブを出しながら回り込んでのハイキック、そしてパンチのコンビネーションと手数が多い川上。大崎はブロックしているがなかなか自分の攻撃につながらない。しかし中盤以降、圧力をかけつづけていた大崎が左右のボディを連打する。


 3R、大崎が右インローで崩しての左右ボディから右ストレート。大崎はプレッシャーをかけて川上にロープを背負わせ、右アッパーを叩き込む。川上のパンチをブロックして圧力をかけ、川上にロープを背負わせる。大崎の右ストレートはブロックする川上だが、ボディブローはモロにもらい、インローで崩される。大崎が最後まで前へ出て攻め込み判定勝ち。


 内容に納得のいかない表情の大崎は「川上選手、凄い強かったです。チャンピオンとしての初戦だったんですけれど、これじゃあ全然ダメだなっていうのとRISEのベルトの重さを感じました。これから倒せる選手になれるように技を磨いていっぱい練習して、RISEのベルトが似合うような選手になります。そして来年、53kgのトーナメントをやってくださるということですが今日の試合内容だと選ばれるのも怪しいと思うので、まだまだ練習して強くなって、大崎の試合は面白いって言ってもらえる選手になるのでこれからもよろしくお願いします。あと来年、良かったら名古屋でRISEやって欲しいのでご検討お願いします」と、倒せる選手になるとの誓いと名古屋大会の開催を直訴した。

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