キックボクシング
レポート

【RISE】王者対決は大崎一貴が制して名古屋大会の開催を直訴、実方拓海がタップロン破り次期挑戦者に、北井智大が執念の逆転勝利

2020/11/14 22:11

▼第7試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×川島史也(BattleNation/ライト級7位)
TKO 2R 2分29秒 ※レフェリーストップ
〇伊藤澄哉(戦ジム/同級3位)


 RISEで長く活躍する川島はライト級からスーパーライト級に本格転向する一戦。現在4連敗中と勝ち星が欲しいところ。伊藤はムエタイ女王・伊藤紗弥の実兄で、森香津眞を昨年11月のプロデビュー戦で破ってランカーとなった。


 1R、伊藤は右に左にと頻繁にスイッチしながらローを蹴る。川島は右ストレートを狙いつつの右インロー。左ミドルを蹴る伊藤に川島は右ストレートをボディと顔面に打ち分ける。


 2R、伊藤の強烈な右フックがカウンターでヒットし、グラつく川島。伊藤はすかさず右フックを連発するが、川島はかわしながら打ち返す。伊藤のパンチをかわしながら左フックを打つ川島。右フックもヒットさせる。


 伊藤が右フックを空振りしたところに左フックを狙う川島だが、右フックに一瞬早く右ストレートを合わされて身体が泳いだところへ右フックをもらってダウン。ダメージは深く、伊藤が強打で襲い掛かり、右の強打から連打が決まるとレフェリーがストップ。伊藤が強さを見せつける結果となった。

 
▼第6試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
〇廣野 祐(フリー/元J-NETWORKスーパーウェルター級&ミドル級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×中島将志(新潟誠道館/同級5位、ウェルター級2位)


 廣野はJ-NETWORKミドル級、スーパーウェルター級の2階級制覇後にK-1、Krushを主戦場に活躍。2017年12月に日菜太に敗れた後にはロシアのMMA団体『ACB』のキックボクシング部門に参戦を果たす異色のキャリアを持つ。昨年9月『Road to ONE:CENTURY』で初代ZSTウェルター級王者の内村洋二郎を2Rに左ストレートでKOして以来、1年2カ月ぶりの試合となる。


 対する中島はRISEでも珍しい複数階級でランキングに名を連ねる激闘派ファイター。昨年5月には元Krush王者・渡部太基を下したが、9月にはHidekiのフックに苦しめられ判定負け。再起戦となった12月の『Stand up』では、各地のリングを渡り歩く緒方惇と対戦。1RKOでメインを飾っている。


 1R、サウスポーの廣野は左インローを蹴りながら前へ出る。中島は左へ回り込みながらジャブを突き、廣野が近づくと前蹴り、左フック。中島は至近距離で右ハイをヒットさせ、廣野をグラつかせるが廣野はポーカーフェイスだ。


 2Rも前に出るのは廣野だが、中島は前蹴りやジャブで距離をとる。スイッチも使う中島。歩くように近づいた廣野はロープを背負った中島に左ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。詰める廣野は手数こそ少ないが、右フックや左ストレートを丁寧に当てていった。


 3Rも前へ出て圧力をかける廣野に左ロー、右ミドルを蹴り中島。廣野は上体を動かして身体を振りながら中島を追い詰めていくが無理には攻撃しない。終盤、廣野のインローが急所に入り、ダメージが深いためイエローカードが提示されて試合中断。再開後、廣野は上体を振りながら左右フック、そして左ストレート。中島も左フックを打ち返すが廣野の的確な打撃が上回り、判定勝ちとなった。

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