▼第6試合 フェザー級 5分3R
×滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)13勝9敗3分
[判定0-3] ※28-29×3
〇Ryo(RINGS)
2016年3月27日に、ディファ有明で行われた「THE OUTSIDER 第39戦」でRyoは「65-70タイトルマッチ」で王者・朝倉未来に挑戦し、2RにRyoはネックロックで主催者ストップ・TKO勝ちを呼び込むも、公式結果は「ノーコンテスト」に変更されている。
2017年5月の「THE OUTSIDER 46」では、今回対戦する滝田J太郎と初対戦。このときはRyoが2R、洗濯挟みで一本勝ち。滝田にとってはリヴェンジマッチとなる。
13勝9敗3分の滝田は浅見戦後、6勝2敗と大きく勝ち越しており、2019年8月には「第3代バンタム級王者決定トーナメント決勝戦」に進出し、ジェイク・ムラタに判定負けも、46歳にして充実の熱戦を見せている。2020年2月の前戦では、「Fighting NEXUS 初代フェザー級王者決定トーナメント Bブロック1回戦」で木村豊を判定で下し、再起を遂げている。再戦に向け、滝田は「空気は読まないJ!」と注目のRyoに勝利は譲らないとした。
1R、サウスポー構えのRyoは右の足払いでテイクダウンも、滝田はすぐにシングルレッグテイクダウン。下からRyoはギロチン、頭抜かれると腕十字狙いも、外し滝田は得意の腹固めチョーク。抜いて正対するRyoにさらにシングルレッグテイクダウンは滝田。
2R、Ryoの左フックをかわしてシングルレッグテイクダウンは滝田。手繰るRyoの腕を両足でからめ再び腹固めチョーク狙いも、ここもRyoは正対。クローズドガードの中から肩固めを狙う。さらにシングルレッグに来た滝田を逆に腹固めからパウンド。Ryoがラウンドを取り返す。
3R、四つから小外で投げてテイクダウンはRyo。サイドで肩固め狙いから足を戻す滝田に、このラウンドは際で上を取るRyoは、シングルバックで背後からパウンド、ハーフで上になりパウンド、最後はうつ伏せで滑り込みスイープ狙いでゴング。
判定は29-28×3でRyoが勝利。コーナーに就いた前田日明と会話をかわしたRyoは、マット上で「こんなにお膳立てしていただいたのに、まだ弱いなと思いました。前田イズムを継承できるように頑張ります。(試合前に酒井正和代表から『PANCRASE、甘くないよ』と言われ)PANCRASEが世界標準だと認められるように、その意思に報いたいです」と語った。