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【PANCRASE】松本が上迫に執念の勝利! 春日井がTSUNEとの接戦制す。アキラが田村をKO、透暉鷹が半蔵下す、前田日明の弟子Ryoは判定勝ち

2020/10/25 15:10

▼第9試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
〇春日井寒天たけし(志村道場)#4位/HEAT同級第2代王者/24勝7敗1分1NC
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29

×TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)#9位/14勝11敗4分

 春日井は翔兵、福島秀和、赤尾セイジといった実力者に勝利も、2019年10月にアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けし、王座戦線から一歩後退。今回が再起戦となる。

 対するTSUNEも、2019年7月の前戦でヤマニハと対戦。右を浴びながらもテイクダウンを奪ったが、下からスイープされて3R TKO負けを喫した。2018年7月以降、PANCRASEでは瀧澤謙太、金太郎、ヤマニハ相手に3連敗中で、負ければランキング圏外の可能性もある。

 DEEPでバンタム級タイトルマッチにも挑戦したことがある恒村俊範ことTSUNEだが、馬場勇気をKOした左の強打、2018年11月には「WLF」で現在ONE参戦中のシェ・ウェイ(中国)にも判定勝ちを収めており、持ち前の粘り強さを春日井相手に発揮できるか。

  1R、慎重な出足。サウスポー構えのTSUNEは左ストレート狙い。春日井は左右のローを前足にこつこつ当てる。終了間際、TSUNEがダブルレッグテイクダウン。春日井は下から打撃返し、上半身を立てる。ジャッジは1者がTSUNEを支持、2者が春日井を支持。

 2R、右インローで快音を響かせる春日井。TSUNEは左ミドルを当てる。追うTSUNEはダブルレッグも差し上げ体を入れ替える春日井。しかしその際で上を取ったのはTSUNE! 抑え込みに行くが、上体立てる春日井が立ち上がりボディロックからリフトしテイクダウン! 立ち際にすぐにバックに回りリアネイキドチョークを狙う。ジャッジ3者が春日井支持のラウンドに。

 3R、後が無いTSUNEは左ストレートから詰め、ダブルレッグから春日井の立ち際にパンチをまとめる。左回りの春日井。追うTSUNEは再びダブルレッグから詰めてテイクダウン、背中を着いてガードの春日井。足は越えさせず下から打つ。TSUNEは決定打を打てず。判定は2-1で春日井が接戦を制した。

 接戦を勝利も笑顔は見せなかった春日井は、「勝ちたくて、手術もしてセミファイナルに相応しくない試合をしてしまいました。応援ありがとうございました。HEATのチャンピオンは強いんだぞ、と言いたかったのですが、またすぐに練習に復帰して頑張ります」と語った。

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