▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R
○才賀紀左衛門(888ジム/ K-Clann)
[1R 1分22秒 TKO]
×ジャック(タイ/MASTER THONG)
近年はREBELSでキックボクシングを戦っていた才賀がDEEPに初参戦、MMA復帰戦を行う。MMA(総合格闘技)での試合は、2017年12月29日「RIZIN」での朝倉海戦以来、2年2カ月振り。ROAD FCでのムン・ジェフン戦の敗戦を経てRIZINに初参戦した海を相手に、2Rに2度のダウンを奪われパウンドアウトでTKO負けしている。当初、海と対戦予定だった伊藤盛一郎の欠場により試合1週間前のオファーを才賀が受けての敗戦だった。
その後、2018年8月に「REBELS 57」で小磯哲史を相手に2年ぶりのキックボクシング復帰戦で判定勝利。2019年2月には「PANCRASE REBELS Ring 1」のREBELS 60kg級王座決定トーナメント1回戦で浅川大立と対戦し判定勝利も、続く決勝戦を「諸事情により欠場」。また、2019年6月の「RIZIN.16」では、国崇とのキック戦が予定されていたが、過去に負った左眼窩底骨折の後遺症による「視野狭窄」で全治1カ月と診断されドクターストップで欠場。以降、試合から遠ざかっていた。
2019年12月13日にタレントのあびる優との離婚を発表している才賀は、親権並びに監護権(育児権)を持っており、娘の育児写真をインスタグラムにアップ。YouTubeでもチャンネルを開設し、「子供が一番なので、まだまだ未熟ですが、これからはシングルファザーとして子供のことを守っていけるように頑張ります」と決意を語っている。
対戦相手のジャックはタイのMASTER THONG所属の23歳。師匠マスター・トンは、チームアルファメールの打撃コーチを務め、現在はバンコクでONE Championshipで活躍中のシャノン・ウィラチャイやリカ・イシゲ、ティファニー・テオらの指導もしており、ジャックはトン氏やソムリエ恵介の指導を受け、アマチュアの「NEO Fight Championship 2019」で優勝を果たしている。
MMAでは3勝4敗と負け越している才賀にとっては、新鋭ながらプロデビューとなるジャックを相手にしっかりと勝利したいところだ。
1R、詰めるジャックの左にダウンする才賀。ジャックのパウンドにガードから金網を使って立つ才賀。ジャックの猛攻に軸がブレる才賀だが、金網に詰めての左ボディがローブローとジャックが主張。中断後再開。右ストレートで詰める才賀は左ボディ! 少し間を置いてジャックは腹を押さえて倒れた。
2年2カ月振り、MMAで復活の勝利を挙げた才賀は、ケージのなかで、「格闘技すごい好きで。この何年か、あまりいい結果を出せず、久しぶりに勝利できて、やってるときに娘の顔が浮かんで絶対に負けれないと思って、応援してくれる皆さんのおかげです。すごく厳しい世界ですけど、たくさんいい勉強できるんで。今日も楽しかったので、今後もっとDEEPに出たいです。あと、お店がオープンするので来てください」と継続参戦と自身の店舗をアピールした。
▼エキシビションマッチ グラップリング 5分1R
-神龍 誠(フリー)
[勝敗無し]
-越智晴雄(CAVE)
越智のダブルレッグにギロチンチョークを狙う神龍。スクランブルから立つ越智をバックからリフトする神龍。越智はなおもダブルレッグへ。がぶる越智はカニ挟みから足関節狙い。立つ越智はリフトしてテイクダウン。上四方でコントロール。リバーサルからバック狙いの神龍はまたもバックスロー。その立ち際にギロチンを見せる越智。外す神龍はがぶりからスピニングチョーク狙いからマウントへ。バックからバナナスプリットからギロチンでタップを奪った。再開。互いに足関節でゴング。
目まぐるしく動き回ったエキシビション後、越智は、「年末はDEEPの良さを証明できなかったので今後、勝って証明していきます」と抱負。
神龍は「越智選手ありがとうございました。一緒に盛り上げていきましょう。ひとつ言いたいことがあります。今日、身体ぴんぴんしてるんで、RIZIN横浜、ぜひ出させてください」と、4月19日の横浜大会出場をアピールした。