▼第5試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
〇松谷 桐(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFフライ級王者、同級5位)
TKO 2R 2分27秒 ※レフェリーストップ
×遠山翔太(MONSTAR GYM/同級9位)
松谷はジュニアキックで活躍し、Bigbangアマチュア-45kg王座、WBCムエタイアマチュアU18-52kg王座などを獲得。2017年10月にプロデビューすると、無敗のまま僅か6戦目でNJKFフライ級王座に就いた。そこからさらに連勝記録を伸ばしていったが、2019年7月の仲山大雅戦で初回KO負けを喫し、10戦目にしてプロ初黒星。風音にも敗れて連敗したが12月のシュートボクシングで伏見和之と激闘を展開してTKO勝ち。
遠山は2019年5月に政所とJ-NETWORKフライ級王座を争ったことがあり(判定負け)、2018年5月には田丸とも対戦している(判定負け)。また、9月に現RISEバンタム級王者・鈴木真彦と対戦し、判定で敗れるも延長戦までもつれ込む接戦を演じた。
1R、サウスポーの桐谷はジャブから蹴り、左ストレートを伸ばしていく。遠山は低いガードの位置から左フックと右ストレート、離れると右の三日月蹴り。
2R、前に出る遠山の圧力に下がっていた桐谷だが、セコンドから「前へ出ろ」との指示が出るとパンチを出しながら前へ出る。ヒザ蹴りで応戦する遠山に右ストレート、左右フック。遠山にロープを背負わせると左ボディからの右フックでダウンを奪い、口から血を流す遠山(アゴを骨折)を見てレフェリーがストップ。桐谷のTKO勝ちとなった。。
桐谷はマイクを持つと「RISEに初参戦させてもらった時に判定で負けてしまったので勝ててほっとしています。KOで勝ってダメージもないので、4月に石井選手が出るそうなので自分空いているのでお願いします」と、RISE参戦が決まった石井一成に宣戦布告した。
▼第4試合 -58.5kg契約 3分3R延長1R
〇篠塚辰樹(TARGET SHIBUYA/フェザー級5位)
KO 1R 1分50秒 ※右ヒザ蹴り
×平野凌我(MTS/2019英雄伝説アジアトーナメント3位)
TARGET SHIBUYAに移籍した篠塚が昨年5月の森本“狂犬”義久戦以来8か月ぶりの復帰戦。以前よりRISE参戦を熱望していた自称“岡山の神童”平野と対戦する。
篠塚はプロボクシングから2018年2月にキックボクシング転向。強烈なパンチを武器に6勝(5KO)2敗の戦績を持つ。森本との試合は舌戦が大きな話題となり、試合も大激闘となった。対する平野は中国の『英雄伝説』で2019年アジアトーナメント第3位に入賞している。
1R、開始と同時に飛びヒザ蹴りの奇襲をかけた篠塚は一気にパンチでラッシュを仕掛ける。平野もパンチと顔面前蹴りで応戦。篠塚はパンチでどんどん打ち合いを仕掛け、左フックでダウンを奪う。
その後も、ノーガードのため相手のパンチやハイキックをもらう篠塚だが勢いは止まることなく、強烈な左ボディと左フックのダブル、右フックから左ボディとスピードと破壊力のあるパンチを次々と叩き込んでいく。
最後はロープに追い詰めた平野に左ボディから右ヒザ蹴りをアゴへ突き上げ、豪快なKO勝ちで再起戦を飾った。
篠塚はマイクを持つと「久しぶりで緊張しちゃったけれど、KOで勝ったので1か月禁酒していたので今日は飲みましょう」と叫んだ。