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【修斗】青井人vs久保村ヨシTERU、石井逸人vs一條貴洋、高橋孝徳vsYOKOSAI、楳沢智治vs田上こゆる、梅原拓未vs中村未来、牧ヶ谷篤vs高橋“SUBMISSION”雄己!=2.16 ニューピアホール

2020/01/23 12:01
【修斗】青井人vs久保村ヨシTERU、石井逸人vs一條貴洋、高橋孝徳vsYOKOSAI、楳沢智治vs田上こゆる、梅原拓未vs中村未来、牧ヶ谷篤vs高橋“SUBMISSION”雄己!=2.16 ニューピアホール

(C)サステイン

2020年2月16日(日)東京竹芝のニューピアホールにて開催される「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.2 Supported by ONE Championship」の決定6カードが発表された。

フェザー級環太平洋7位の22歳・青井人(BLOWS)が、2019年に4連勝し波に乗る長野在住シューター・37歳の久保村ヨシTERU(飛翔塾コンドル)と対戦する。

2015年6月のプロデビュー戦から1分を挟み6連勝した青井は、2017年10月に高橋遼伍に判定2-0負けで左足腓骨骨折もあり長期欠場後、2019年1月の再起戦で仲山貴志に1R リアネイキドチョークで一本負け、同年7月には内藤太尊にも2R KO負けを喫し、現在3連敗中だが、そのポテンシャルと格闘センスは抜群のものを持っているのは周知の事実。しかし、アグレッシブさが仇となり、ポジションとスタミナを失った試合もあり、今回はしっかりと勝利することが一番の命題だろう。

一方、青井に勝って念願のランクインを目指す久保村は2019年4連勝。3月にほしのゆたかを2R KOに下すと、2019年6月には新宿FACEのリングで木下タケアキの反則のヒザ蹴りを受け白星となるも、9月のケージでの再戦では木下を右ストレート&左フックで1R 58秒、きっちりKO。2019年11月には、小川将貴も2R KOに下している。

今回の青井戦決定に久保村は「独特の感性、思い切りのある攻撃型ファイター青井選手になにで勝負するか見に来てください! また地方で連勝してる葛西達選手(宮城)、野瀬翔平選手(福岡)、國頭武選手(広島)などいる中、選んでもらった気持ちはしっかり持ってます」と意気込みをSNSに記している。

また、優勝者から歴代王者が誕生する等、修斗の恒例企画となった「インフィニティリーグ」が、2020年は修斗の最激戦区と言われるバンタム級での開催が決定。石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A.)と一條貴洋(ブレイブハート)のエントリーが早々に決まり、開幕戦で激突する。

TRIBE TOKYO M.M.A.に所属し、バンタム級に階級を上げた石井は、2019年7月に2018年修斗新人王のガッツ天斗に判定勝利後、9月の「Road to ONE:CENTURY」では、2年ぶり復帰戦の古間木崇宏を相手に1R リアネイキドチョークで一本勝ち。しかし、PANCRASEに乗り込んだ11月の瀧澤謙太戦では、跳びヒザ蹴りを受け、3R TKO負けを喫している。5分2Rのインフィニティリーグでどんな戦いを見せるか。

対する一條は、2019年7月に田丸匠に腕十字で一本負け後、10月に榎本明に判定負けで修斗6連敗も、2019年12月の水島宏戦で1R18秒、右ストレートでのKO勝利を挙げており、2016年に新人王を獲ってからの低迷を払拭する鮮烈秒殺劇を見せている。亡き兄に捧げた勝利の打撃はこれまでより一歩踏み込んだもので、13勝3敗1分の戦績を誇る石井にとっても侮れない相手だ。

青井vs久保村と同じフェザー級では、2019年11月の新潟大会で12年振りの復帰戦で勝利したYOKOSAI(SAI-GYM)が、環太平洋10位の高橋孝徳(リバーサルジム新宿Me,We)と対戦する。負ければランク外になり得るフェザー級サバイバル。果たして下克上は起こるのか。

ストロー級では、“現役高校生シューター”田上こゆる(BLOWS)が43歳のベテラン・楳沢智治(AACC×SPIDER)と対戦。さらに、2019年12月の新宿FACE大会でマッチメイクの変更で流れた高橋“SUBMISSION”雄己と、2019年に5試合を戦い切った牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)の仕切り直しの一戦が決定。天才的なストライカー田上とデビュー戦をフットチョークで勝利した高橋をキャリアで勝るベテラン勢が迎え撃つ。

現在開催中の女子スーパーアトム級初代王座決定トーナメントにエントリーしていた梅原拓未(GRABAKAジム)の出場が決定。トーナメントでは韓国のイ・イェジに2R TKOで1回戦敗戦となった梅原だが、早くも再起戦に挑む。

キャリア初期の2013年のJEWELS時代には1勝2敗と強豪相手に苦戦した梅原だが、2018年の『格闘代理戦争』でMIOと接戦、いちごみるくに判定勝ちするなど活躍。3歳から柔道を始め、菊田早苗、ランバーソムデートM16の指導も受けるなど組み技に加え、空手、ムエタイの経験もあるため、中村戦でキャリアの差を見せるか。

対する中村未来(マルスジム)は、2019年全日本アマチュア修斗アトム級(-47.6kg)準優勝の札幌のストライカー。剣道ベースの中村は、ネイリストとしての経験も持つ異色のファイター。当初は「フィットネス感覚でダイエットクラスで軽く始めた格闘技」だが、寝技での出げいこやミット打ち、女性選手とスパーリングをしていくうちに「気づいたら総合格闘技にたどり着いた」という。ネイリストとして、手の怪我を顧客に指摘されることもあると苦笑する中村だが、試合前は仕事後に週6日ジムに通うなど実力を上げている。

中村にとっては、全日本アマチュア修斗の決勝で敗れた大島沙緒里(AACC)と、準決勝で判定勝利した小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)が世界トーナメントに参加しているため、同じ19年プロ昇格組として負けてはいられない。

2018年12月の「GRACHAN 37.5 × D-SPIRAL 22」では古澤みゆきに腕十字で一本負けしている中村(ラーテル未来)だが、2019年4月に大阪で行われた「ACF」では、パンナコッタみのりを1R ニンジャチョークで極めており、「最初にはまったのが寝技」というサブミッションも武器に持つ。“ストライカー対決”の組み技の攻防にも注目だ。

6カードが決定した2月16日(日)のニューピアホール大会の追加カードも決定次第、発表される。

【決定対戦カード】

▼フェザー級 5分3R
青井 人(同級環太平洋7位/BLOWS)
久保村ヨシTERU(飛翔塾コンドル)

▼インフィニティリーグ2020バンタム級 5分2R
石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A.)
一條貴洋(ブレイブハート)

▼フェザー級 5分2R
高橋孝徳(同級環太平洋10位/リバーサルジム新宿Me,We)
YOKOSAI(SAI-GYM)

▼ストロー級 5分2R
楳沢智治(AACC×SPIDER)
田上こゆる(BLOWS)

▼女子スーパーアトム級 5分2R
梅原拓未(GRABAKAジム)
中村未来(マルスジム)※デビュー戦

▼ストロー級 5分2R
牧ヶ谷 篤(和術慧舟會群馬支部)
高橋“SUBMISSION”雄己(和術慧舟會HEARTS)

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