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レポート

【ONE】クレベル・コイケがウイッキーに一本勝ち!「修斗vs.PANCRASE」前哨戦は修斗が6戦全勝=9.1「Road to ONE:CENTURY」

2019/09/01 17:09

▼第9試合 ONE SUPER SERIES ムエタイ フライ級(61.2kg)3分3R
×渡辺優太(P.Kムエタイジム)
[1R 1分22秒 KO]※右ハイキック
○内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)

ケージでオープンフィンガーグローブ着用のONE Championshipムエタイルールでの試合。1R、オーソドックス構えから左の蹴りを上下に打ち分ける内藤。渡辺の蹴り足をつかんで間合いを詰めると右ハイキック一閃! KO勝利。

鮮烈のハイキックKOを決めた内藤はケージのなかで、「BELLWOOD FIGHT TEAMの内藤大樹です。俺はONEの舞台で、フライ級はヤバイやつばかりですけど、ONEでやって一番上を目指したいんで、オファー待ってます!」とONE出場をアピールした。

▼第8試合 ライト級(※77.1kg)5分3R
○岡野裕城(マッハ道場/修斗・世界ランキング9位)
[2R 2分25秒 TKO]
×アキラ(MSC/&MOSH/PANCRASE・ランキング5位)

ライト級では、修斗世界ランキング9位の岡野裕城とPANCRASE同級5位のアキラが対戦。岡野は2019年1月に川名雄生に判定負けからの再起戦。

対するアキラは2018年2月に元Bellatorのヒカルド・チルロニに判定勝利も、同年11月のソリホン・サドゥロエフ戦で2R TKO負け、2019年4月の冨樫健一郎戦も判定負けと連敗中で、今回の対抗戦で復活したいところ。2015年にはともに北岡悟に敗れている共通項があるが、その後の4年間の進化を見せて再起を飾るのは岡野かアキラか。

1R、サウスポー構えのアキラはニータップ狙いも深追いせず。アキラの入り際に左ジャブを当てる岡野は、右フックでフラッシュダウンを奪うと、さらに右を当てアキラの腰を落とさせる。

2R、アキラは圧力を強めるが岡野は右アッパーも狙う。アキラのダブルレッグを切ると、懐深く左ジャブを当て、さらに左でダウン奪取! アキラをパウンドアウトした。

試合後、岡野はマイクを持つと「マッハ道場の岡野裕城です。今日、初めて見る人もいると思うんですけど、どうスか、ONEの本戦で強いヤツと見たくないスか」と本戦出場をアピールした。

▼第7試合 ONE SUPER SERIES ムエタイ バンタム級(65.8kg)3分3R
○小川 翔(OISHI GYM)
[2R 2分37秒 KO] ※3ノックダウン
×晃希(チームS.R.K)

ケージでオープンフィンガーグローブ着用のONE Championshipムエタイルールでの試合。1R、左右振り詰める晃希に、首相撲ヒザ、左右ボディで腹効かすは小川。2R、左ミドルをレバーに当てる小川は左ボディ効かせ、左右連打ラッシュ。3ノックダウンで勝利!

▼第6試合 ONE SUPER SERIES ムエタイ ストロー級(56.7kg)3分3R
×薩摩3373(TARGET)
[1R 1分57秒 KO] ※左フック
○朝陽PKセンチャイムエタイジム(PKセンチャイムエタイジム)

タイを主戦場とする朝陽は12勝のうち10勝がKO勝ちの高い攻撃力を持ち、2019年6月にルンピニージャパンスーパーバンタム級の王座を獲得。17歳にして3本のベルトを持っている。対する薩摩は50戦以上のキャリアを持つベテランで首相撲ヒザを得意とする。

ケージでオープンフィンガーグローブ着用のONE Championshipムエタイルールでの試合。強いミドル、ローを当てる朝陽が、遠目の間合いから飛び込んでの左フックで衝撃KO! 17歳の注目株が印象を残した。

▼第5試合 フライ級(※61.2kg)5分3R
○石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A/修斗・世界ランキング3位)
[1R 1分51秒 リアネキドチョーク]
×古間木崇宏(パラエストラ八王子)

7月の修斗第1試合でTRIBE TOKYO M.M.A.所属として、ガッツ天斗に判定勝ちした石井逸人が、TTFCで4勝1敗と大きく勝ち越している古間木崇宏と対戦。

1R、石井の左ミドルを掴んでテイクダウン&強いパウンドは古間木。立つ石井は両脇差しから四つになるも払い腰でテイクダウン。古間木の立ち際にバック奪い、リアネキドチョークを極めた。

見事、一本勝ちした石井はケージのなかで「修斗で戦い、PANCRASEにも憧れていました。その対抗戦に出られて嬉しいです。今日ONEの関係者も来ていると思うので、何かしらで僕を使ってくれたら嬉しいです」とアピールした。

▼第4試合 ストロー級(※56.7kg)5分3R
○木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅(和術慧舟會GODS/修斗・世界ランキング6位)
[1R 1分36秒 TKO]
×野田遼介(ALLIANCE/PANCRASE・ランキング9位/2018年NBTストロー級優勝)

修斗とPANCRASE、両団体のランカー対決。木内は修斗で実力者・飯野タテオと1勝1敗。野田は御代川敏志に2勝するなどPANCRASEで4戦全勝。

1R、右を当てて前に出る野田は左ハイも。下がりながらも木内はカウンターの左フック! 崩れる野田にパウンドし、レフェリーが間に入った。

▼第3試合 ONE SUPER SERIES ムエタイ ストロー級(※56.7kg)3分3R
○加藤有吾(RIKIX)
[2R 1分24秒 KO]
×スダ456(BRING IT ONパラエストラAKK)

ケージでオープンフィンガーグローブ着用のONE Championshipムエタイルールでの試合。


1R、スダの蹴り足を掴んでの加藤の左フックにスダはフラッシュダウン! すぐ立つスダは首相撲ヒザ、さらに左ハイを2度当てる。2R、スダの首相撲をはがす加藤は、強いローキック、右ヒジを当て、詰めて左フック! スダもカウント9で立つがあしもとがおぼつかず。ストップとなった。加藤が噂通りの強打を発揮した。

▼第2試合 バンタム級(※65.8kg) 5分3R
○野瀬翔兵(マスタージャパン福岡/修斗・アマ修全日本王者)
[判定2-1]
×高城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム/PANCRASE・アマチュアパンクラス/MWJ杯優勝)

2017年全日本アマチュア修斗フェザー級優勝、プロ修斗で2勝1分けと負け無しの野瀬翔兵が、アマチュアパンクラス/MWJ杯優勝で2017年ネオブラッド・トーナメント準優勝の高城光弘と対戦。高城はその後も飯嶋重樹、井関遼に勝利し、6月にワン・リザマに判定負けもスプリットで競り合っており、好勝負が期待される。

1R、サウスポー構えの野瀬はダブルレッグテイクダウンもすぐ立つ高城は、オーソドックス構えからサイドキックなど変則的な打撃。

2R、シングルレッグテイクダウンの野瀬はノーアームギロチンチョークへ。外して立つ高城に、キムラアームロックで回してストレートアームバー狙い、腕十字も外す高城。

3R、高城がカウンターのダブルレッグテイクダウンからインサイドでパウンド! 接戦の判定は野瀬が2-1で制した。

▼第1試合 バンタム級(※65.8kg)5分3R
○野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)
[2R 2分25秒 ギロチンチョーク]
×前田浩平(GRABAKA)

2018年12月の「格闘代理戦争」では前田浩平がスプリット判定勝ちを収めており、今回が再戦となる。

1R、オーソドックス構えから右ミドル、右ストレートは野尻。前田はがぶりからONEルールならではのヒザ蹴りを突く。

2R、スタンドバック回る前田に野尻は正対し、小外刈テイクダウン。そこから前田のスクランブルからの立ち際をしつこくノーアームでギロチンチョークで極め、「格闘代理戦争」での雪辱を果たした。

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