▼第5試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ世界タイトルマッチ 3分5R
×ランボーレック・チョー・アッジャラブーン(タイ/Superbon Training Camp/王者)
判定0-3
〇ヨッドIQ・オー・ピモンシー(タイ/P.K. Saenchai Muay Thai Gym/挑戦者)
※ヨッドIQが新王座に就く。
ランボーレックはスーパーボンとノンオーが率いるスーパーボン・トレーニングキャンプで成長を遂げ、戦績は67勝14敗。ONEでの戦績は8勝2敗で、そのうち5勝がKOによるもの。“タイのノックアウトマシーン”の異名を持つ。『ONE Friday Fights』で初の本戦契約(10万ドル)を獲得したファイターとしても知られる。2026年3月、ナビル・アナンの持つONEバンタム級ムエタイ世界王座に挑戦し、2Rと3Rに右でダウンを奪う完勝で王座を奪取した。今回が初防衛戦。
ヨッドIQは2023年3月からONE FFに参戦し、3戦目でアレクセイ・バリカに敗れたが、以後はアブドゥラ・ダヤカエフらロシア・ウズベキスタンの選手に連戦連勝。1月24日に行われた『ONE Fight Night 39』のメインイベントにて、4連続KO勝ち中だったアブドゥラ・ダヤカエフを逆転KOした。

ランボーレックは前日計量で体重オーバーし、王座ははく奪。ヨッドIQが勝った場合のみ王者に認定される変則タイトルマッチとなった。

1R、静かな立ち上がり。じりじりと前に出るのはヨッドIQで左ミドルを蹴る。ランボーレックが右ミドル蹴ると、ヨッドIQは右ミドルを3連発。ヨッドIQが右ミドルを蹴ると、ランボーレックは左ミドルを蹴り返す。両者共に見たラウンドだが、手数はヨッドIQが多かった。

2R、左ミドルを交互に蹴る両者。ランボーレックが低い体勢からの右ストレートを放つと、ヨッドIQはヒジ。ミドルの蹴り合いから、ランボーレックは蹴り足キャッチからのパンチ。ヨッドIQが前に出てくるとランボーレックが左ミドル、ヨッドIQも左ミドル。このラウンドも静かな展開だったが、ランボーレックのヒットが目立った。

3R、ムエタイのセオリー通りなら勝負のラウンド。前に出るヨッドIQを前蹴りで押し戻すランボーレック。右ストレートで飛び込むランボーレックだが、ヨッドIQは左ミドルを合わせる。左ミドルを蹴り、ジャブを突くヨッドIQだが、ランボーレックが右ストレートと右ローで前へ出る。ランボーレックはミドルをキャッチしての右ストレート、ヨッドIQもジャンプして蹴ろうとする。

ヨッドIQが縦ヒジから組み付き、ヒザの蹴り合い。離れるとすぐにヨッドIQが飛び込む。左足を上げてフェイントするヨッドIQ。しかし、右ミドルはキャッチされてリターンの攻撃を受ける。ランボーレックのラウンドか。

勝負の4R。ランボーレックは右ストレート、右カーフ、右ミドル。ヨッドIQは左ミドルを蹴ってジャブを突き、さらに右ミドルと前へ出る。首相撲に持ち込むヨッドIQはヒザを連打、ランボーレックは右ヒジを打つ。サウスポーに構えたヨッドIQは左ミドルと左ストレート、ランボーレックは右を狙う。

ヨッドIQの左ミドルが決まり、ランボーレックの右ミドルはスネでブロック。さらに首相撲持ち込むとヒザを連打。ランボーレックは後手に回る。ランボーレックの右ミドルをヨックバンし、左ミドルを当てるヨッドIQ。このラウンドはヨッドIQが優勢。

5R、ヨッドIQが左ミドルハイを蹴ると、ランボーレックは軸足蹴りでコカす。前に出て左ミドルを蹴るヨッドIQに、ランボーレックは蹴り足キャッチからの左のパンチ。ランボーレックの右カーフには、ヨッドIQが湾ツーからの左ミドル。

下がり続けるランボーレックにヨッドIQがバックハンドブロー。ミドルの蹴り合いはヨッドIQが蹴って蹴り合いを終える。最後は両者とも流し気味で試合を終えた。

判定は3-0でヨッドIQが勝利。新チャンピオンの座に就いた。セコンドのタワンチャイと抱き合って喜ぶヨッドIQは涙を流した。




