▼第9試合 バンタム級 5分2R
×房野哲也(リベルダージ)14勝13敗5分 61.35kg
[判定1-2]
〇二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)13勝15敗7分 61.05kg
2008年からZST、16年からFighting NEXUSで活躍してきた47歳の房野。二ノ宮は2005年からZST参戦。22年からGRACHANを主戦場としてきた。41歳。
日本の軽量級で凌ぎを削ってきた二人の戦友が、聖地・後楽園ホールを舞台に、互いを最後の相手に指名。「ダブル引退試合」として、勝ってケージを降りるという純粋な執念でぶつかり合う。
房野「18年間のすべてを出せるように頑張ります。よろしくお願いします。(勝村氏に)試合でも強いところを見せます(笑)」
二ノ宮「再開できたのも何かの縁だと思いますので、2人でベストバウトを──勝つのは僕ですけど(笑)──(勝村氏に)多分ドロドロになりますけど、悔いなく引退します」
なお、勝村周一朗氏は「どうせ2人のことだから、ドロドロの試合になると思うけど、しっかり悔いを残して引退すればいいと思うよ!」と愛溢れる言葉を語っている。
1R、右振る房野、二ノ宮の左にダウン。立つ房野は組みを切られ下になるも、ニアフィニッシュのパウンドを被弾しながらも時間をかけて立ち上がり、テイクダウンを仕掛ける。
2R、徐々に組む房野のペースに。突き放す二ノ宮は左ストレート、左ハイも、間合い潰す房野が再三のテイクダウン。しかし二ノ宮も立つと、房野は最後にボディロックからバックドロップで投げてブザー。すべてを出し切った両者は大の字に。
判定は2-1に割れ、二ノ宮が勝利。肩車の上で号泣し、ZSTのマークを作った。両者は肩を組んで記念撮影、引退のテンカウントゴングを聞いた。房野には勝村氏から、二ノ宮には岩﨑ヒロユキ代表から花束が贈られた。
最後のマイクでは、房野は「初のGRACHANに参加させていただいて、初の後楽園ホール大会でこんなに美味しいところを頂いてすいません。ありがとうございます。最後の試合ということで、(来場した)Fighting Nexus代表の山田(峻平)さん、本当にありがとうございます。今日も応援、たくさんの方に来ていただいて本当に僕は本当に幸せです。ただ、僕はみんなの前で……(涙ぐみながら)ベルトを巻けなかったのは悔しいです。でも僕、勝村さんに言われたことがあって『ベルトを巻くよりもみんなに応援してもらえる選手になれ』っていう言葉がすごい残っていて……。勝村さん、僕、大丈夫ですかね、なれてますかね。(勝村の頷きに)ありがとうございます。うーん、なんか締め方わかんないから任すわ」と言ってマイクを二ノ宮に渡した。
二ノ宮は「本日は皆さん、本当にありがとうございます。もうご来場していただいた皆さん、ありがとうございます。応援してくれたみんな-、当にありがとうございます。また、この場を作っていただいた岩崎代表、本当にありがとうございます。あと、あの僕も一番の師匠の勝村さんの言葉で、覚えてないかも分かんないですけど、勝村さんが『最後に笑った奴が勝ちだよ』って仰ってくれたので、これ、僕も哲さんも、格闘技人生、勝ちで締めくくっていいでしょうね? 本当にありがとうございます」と語り、ケージを降りた。




























