▼第2試合 ONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ 3分3R
〇スタンプ・フェアテックス(タイ/Fairtex Training Center/元アトム級キックボクシング&ムエタイ&MMA世界王者)
判定2-1
×シンシア・フローレス(メキシコ/Richard Cruz MuayThai)

スタンプは5歳でムエタイを始め、18歳でフェアテックスジム所属となって柔術も始めた。2018年10月のONEデビュー戦でアトム級キックボクシング世界王者となり、2019年2月にはアトム級ムエタイ世界王座も獲得。MMAは2019年8月にデビューすると2021年12月、ONE女子アトム級グランプリで優勝。2023年9月にハム・ソヒをTKOで破り女子アトム級MMA世界王座に就き、史上初で唯一のキックボクシング・ムエタイ・MMAの3競技でONE世界王者に輝いた。
その後、半月板断裂の手術によりアトム級王座の防衛戦、2階級制覇を懸けたストロー級タイトルマッチが中止となり、2025年8月の暫定王者デニス・ザンボアンガ(11・16日本大会で三浦彩佳と対戦)との王座統一戦も回復が遅れて棄権。2025年11月の日本大会で約2年ぶりの復帰戦を行ったが、KANA(Team Aftermath)に判定で敗れた。
KANAとの試合はキックボクシングルールで行われたが、今回の復帰2戦目はスタンプが最も得意とするムエタイルールで行われる。対戦相手はフローレス。フローレスは2025年7月にONE FFデビュー、マルティナ・ドミンチャクに判定負け、10月の2度目の出場でもタンタンに判定負けと連敗中。スタンプを相手に、大きい初勝利をつかむことが出来るか。それとも、スタンプが復活ののろしをあげるのか。

スタンプはマイケル・ジャクソンの『今夜はビート・イット』で入場。いつものような花道がないためダンスは無しかと思いきや、リング下で短い時間だが踊って魅せた。

1R、じりじりと迫るフローレスにスタンプはジャブ、右ミドル、右ロー。そのままフローレスは組み付いて連打するが、スタンプは組んでのヒザ連打。離れるとスタンプがジャブ、右ボディストレート。フローレスは近距離になると左右フックを打つが、スタンプの右ミドルと右インローをもらい、首相撲に持ち込まれるとヒザを連打される。

前に出るフローレスは左フックからの右アッパー、スタンプが右フックを打つと左ボディ。フローレスの右カーフにはスタンプも右カーフを返す。フローレスが入ってくるところに左ヒジを合わせに行くスタンプ。フローレスの左右フックにはスタンプが右ロー。

2Rも前に出てくるのはフローレス。左右フック連打にスタンプは右ミドルを返していく。その蹴り足をキャッチして右を連打するフローレス。スタンプがジャブと右ロー、フローレスの左右連打には右ミドル。フローレスの左右連打にロープを背にするスタンプ。蹴りは当てているものの、パンチの手数には差がある。スタンプも右カウンターを打つ。

フローレスが入ってくるところに右縦ヒジを合わせに行くスタンプだが、フローレスは止まらない。スタンプの左ハイがヒットするも軽く、フローレスはすぐに前へ出る。前蹴りからワンツーを打ったスタンプにフローレスが右フック、これに下がるスタンプ。フローレスが一気に前へ出て連打する。

3R、フローレスは左ローを蹴っての連打、スタンプは右ローを蹴る。ジャブと前蹴りのスタンプはロープを背負い、フローレスは蹴り足をキャッチしての連打。前へ出て強い右ミドルを蹴るスタンプは、左右のボディを連打。もう一度ボディ連打から今後は右フックを打つスタンプ。

ロープを背負うスタンプに右フックを見舞うフローレス。さらに顔面前蹴りからバックハンドブロー。スタンプは右ローと右フック、左右ボディから右フック。フローレスが連打で来ると右の縦ヒジを合わせに行く。

スタンプの手数の少なさ、下がり続けたことが判定にどう響くか。両者とも観客席に手を振って勝利をアピールする。判定は2-1でスタンプの辛勝となった。




