▼Fighting NEXUSフェザー級(65.8kg)タイトルマッチ 5分3R
〇横山武司(Swells柔術ジム/セラビー)王者 7勝2敗
[判定3-0] ※29-28×2、30-27
×須藤拓真(X-TREME EBINA)挑戦者 7勝4敗
フェザー級王者・横山は、2019年の全日本柔術選手権アダルト黒帯フェザー級優勝者。22年2月にFighting NEXUSでプロデビューし、同年11月に山本空良に判定2-0で勝利し、フェザー級王座獲得。
24年8月に岸野“JUSTICE”紘樹を1R 三角絞めに極めて初防衛に成功している。その間、RIZINで山本琢也に一本勝ち、摩嶋一整に判定負け。25年3月の前戦『RIZIN.50』で木村柊也に1R 右フックでTKO負けからの再起戦となる。29歳。
挑戦者・須藤は、MMA6勝のすべてを足関節で極めている“レッグハンター”。Fighting NEXUSには3年3カ月ぶりの参戦となる。RIZINで渡部修斗にスプリット判定勝ち後、22年8月のNEXUSで「バンタム級王者」河村泰博に挑戦も2R ダースチョークで初黒星。22年11月に後藤丈治を2R ヒールフックに極めて再起すると、修斗で齋藤奨司、藤井伸樹に判定負けで環太平洋バンタム級王座戴冠ならず。
グラップリングでは、Level-Gでライト級王者となり、今成正和をトーホールドで破ると、24年12月の『Breakthrough Combat02』で中島太一を足で極めるブルドッグニーバーで一本勝ち。25年2月の『Breakthrough Combat03』では、ADCCアジア&オセアニア予選66kg級準優勝の竹内稔を三角十字に極めた。25年6月の前戦では『ONE Friday Fights 114』に水抜き無しのONEバンタム級(※65.8kg)で参戦。シャムスディン・マゴメドフ(ロシア)から2度のキャッチを奪い判定勝ちしている。25歳。
柔術ベースの横山のMMAでの極め手は三角絞めが2度、ほか腕十字、リアネイキドチョーク、トーホールドを記録する。対する須藤はモダングラップリング、特に足関節のスペシャリストとして名を馳せるが、BTCでは三角十字を極めるなど、そこからのトランジションも巧み。ともに打撃の下地もあるなか、パウンドありのMMAのなかで、どんなポジションを選択するか。フェザー級での須藤の動きにも注目だ。
1R、右ミドルを蹴って近づく須藤、横山は高いサイドキック。須藤は3度のシングルレッグから前足を巻き込むが、両足を差させず組ませない横山。須藤は腕狙いも潰した横山が上でゴング。
2R、右足を取った横山がストレートフットロックからスイープして上に。潜る須藤に組ませず立ち上がり、足にキック。スタンド。左右を振って前に出る須藤の組みを切って上から蹴りもローブローに。再開。蹴りの横山に滑りこんでシングルレッグでヒザを引き出そうとする須藤に右足は正座、左足は伸ばして潜らせない横山。
3R、サイドキック、関節蹴りの横山は、須藤の組みにバタフライガード。ヒザを引き出されない横山は金網に座り、細かいパンチ。須藤の潜りにトップからパウンド、外側の足首を掴んで近づけさせず、頭使って相手の足を止め、バック狙いも行きすぎず。最後はかつぎパスからパウンド。須藤の足の手繰りからの三角狙いを外してゴング。
判定3-0(29-28×2、30-27)で横山が王座防衛。家族や仲間に感謝の言葉を述べると、「RIZINで50秒負けしてやり返したい。いい夫婦の日でいま妻のお腹に男の子がいるので来年から親子三代で格闘技をやっていきます」と語った。






















