▼Progress 68kg契約 5分2R ※当日計量
〇須藤拓真(X-TREME EBINA)
[1R 3分24秒 ブルドッグニーバー]
×中島太一(ロータス世田谷)
須藤はMMAでも7勝3敗のレコードを持つが、Level-Gでライト級王者となり、今成正和をトーホールドで破るなど国内最強の組み技師でもあり、今回はグラップラー陣営からの参戦となった。
一方、中島はケージを使ったテイクダウン&スクランブルの強さに定評があり、所属するロータス世田谷の八隅孝平代表より、Progressルール出場への働きがけを受けて両者の対戦が決まった。MMAでの前戦は2024年4月の『RIZIN.46』でキム・スーチョルに2R TKO負け。
主催者を通じて、須藤は「前回のProgressでは引き込みで、ポイントを献上しての敗北。悔しい思いをしました。立ち技が出来ないやつと思われるのも癪なので、レスリングの練習を強化しました。今回はテイクダウンしまくって塩漬けにして逆にポイント勝ちを狙おうと思います! 進化した自分を見せます!レッグハンター改め、ソルト須藤です」と、中島を相手にまさかの塩漬け宣言。
対する中島は、「足関節技のスペシャリストと戦える事にドキドキワクワクしています。足ぶっ壊されないように頑張ります!」とのコメントを寄せた。
1R、立ちレスリング勝負の中島は、須藤はダブルレッグからシングルレッグ、ボディロックで脇を潜りバックテイク。中島は前転、さらに反転してトップを奪うが、下からハーフガードの須藤は上半身を固定して両足でヒザ十字=ブルドッグニーバーを極めてタップを奪った。
試合後、須藤は「よく上から噛みつき(パス)やハーフガードの時に使うブルドッグ・ニーバーという技を、下からやった感じです。ヒザ十字を上下逆転した状態で。足で足首を固定して、上半身で腰を固定して極めるヒザ十字です。(普段から)よく使っている技です。(序盤のテイクダウン狙いは?)本気です。中島選手、MMA選手であの攻防(スタンドレスリング)は強いのでいいところは見せられなかったですけど、最終的には極められてよかったです。
(フィニュシュは)あの技を見せてスイープにも使えるし、ガードの不利な状態からでも使えるので、ぜひ使ってください。(今後について)今年あまり試合が出来ていなかったんで、今成さんと試合してそこからあまりオファーが無いので、MMAも含め、グラップリングも含めオファーをお願いします。できればすごい上の舞台で、強い相手とぜひやりたいので、日本のトップ団体の皆さん、よろしくお願いします」と語った。