▼フライ級 5分3R
〇ラファエル・リベイロ(ブラジル/ボンサイ柔術)8位 9勝4敗 56.8kg
[3R 1分54秒 TKO] ※左ヒザ→パウンド
×山崎蒼空(マッハ道場)12位、2024年NBT同級優勝 7勝1敗 57.3→57.15kg
リベイロ「(日本語で)皆さんこんにちは。ラファエル・リベイロです。明日よろしくお願いします。ありがとうございます」
フライ級でプロ7戦無敗の山崎蒼空(マッハ道場)と、昨年7月に濱田にスプリット判定で惜敗したハファエル・ヒベイロ(ボンサイ柔術)がランキング戦。PANCRASE初参戦となった24年7月大会では、濱田巧戦にスプリット判定で涙を飲んだリベイロ。25年4月立川大会では、眞藤源太を肩固めで沈め、その実力を証明した。
対するは、24年のネオブラッドトーナメント決勝戦で岸田宙大を下し、ネオブラ王者に輝いた山崎。25年はBREAKTHROUGH COMBATに参戦し、ベ・ジョンウ、ザヒド・アフメドを撃破し、現在無傷の7連勝中と世界を見据える。同じ日に新王者が決定するフライ級。その首を狙う両者がランキング戦で激突。
1R、ともにオーソドックス構え。リベイロは左ボディ。ワンツーから左フック。そこに山崎も左を狙い、ヒザを合わせに行く。右で差して組んだリベイロ。体を入れ替えかけた山崎を再びケージに押し込み、脇を潜りバッククリンチに。
正対した山崎。リベイロはシングルレッグからダブルレッグも、山崎は右小手でバック回らせず。クラッチを組ませない。
離れたリベイロは左右から左ミドルハイ。山崎も左前蹴り。右前蹴りも。左フックを当てたリベイロ。山崎も左フックを返す。左ジャブを突くリベイロ。山崎の後ろ蹴りをかわして右を当ててホーン。2者が山崎を支持、1者がリベイロを支持。
2R、左ジャブのリベイロ。山崎は右ハイからそのまま回転蹴り。両脇を差して組む山崎は右バックヒジで離れる。左ジャブを突いて右ボディのリベイロは上下に突く。山崎もカウンターを当てるが、リベイロは左ボディ。しかしバランスを崩したところを山崎はガード低く前に。
リベイロは左フック。右アッパーから左の入り。山崎はシングルレッグも切るリベイロ。山崎は右カーフ。左フックを当てるリベイロ。細かい打撃のリベイロに、山崎は強振。2者がリベイロ、1者が山崎を支持。
3R、左ジャブを突く山崎。リベイロは左フックを突いてシングルレッグへ。ケージ背にする山崎に片足を引き出すも、戻る山崎。左右で詰めるリベイロは左ジャブ。返しの左はかわすリベイロ。
左ジャブを当てるリベイロ。山崎のシングルレッグを切ると、左三日月を腹に刺してさらに山崎のタックルにカウンターの左ヒザ! ダウンした山崎にパウンドでレフェリーが間に入った。山崎はプロ初黒星。
スタンドの進化を見せたリベイロは「PANCRASEに感謝。最高の仲間と練習しています。メインで戦う勝者に挑戦を。明日誕生日です、お願いします」と語った。
山崎「(国際戦で)これといって変わったものは感じなかった。リベイロはタイトルマッチ付近の選手。自分の立ち位置が分かる」(試合前)
「(再計量も時間内にパス)先ほどクリアしましたが、そんだけしっかり体を作り込んできたっていう証なんで、楽しみにしていてください。
(会見で)PANCRASEに参戦するのは1年ぶりになるんですけど、1年前とは全く違う自分を今回見せられるんじゃないかなと、すごく自分でも楽しみにしています。もともと8月にBreakthrough Combatで試合が決まってたんですけど流れちゃって、試合がなくなったところへPANCRASEさんからリベイロ選手とっていうお話をいただいたんで、“強い奴とやれるなら、ぜひお願いします”ということで今回決まりました。試合当日は思い切り楽しんで、リベイロ選手と熱い戦いを繰り広げたいと思います。
前回8月に試合が決まってたんですけど、その試合は流れてしまって、今度は強い外国人選手を用意していただいて、自分の力を試す機会を与えてもらったんで、自分の力を証明するだけだなと思っています。相手の印象は、ランキングは8位なんですけど、濱田(巧)選手との試合を見ても分かる通り、タイトルマッチ付近の選手だと思ってるんで、この勝ち方で自分の立ち位置が分かると思ってます。(ここまでの国際戦の経験が活きる?)そうですね。外国人選手だからといって、これといって変わったものは感じなかったので、特に今回のリベイロ選手に対して何か自分が気負うこととかは全くなくて、自分の力を出せば圧倒的な試合になると思ってます。(「3年以内にUFC」の目標は変わらず?)はい、もちろんです」















