MMA
レポート

【DEEP】大原樹理が神田コウヤとの激闘制しライト級暫定王者に。牛久絢太郎が椿飛鳥をヴォンフルー極める、JTT倉本が大木を2R TKO、山田が北岡のギロチン防ぎ打撃で判定勝ち、三井が直樹を27秒KO!

2025/11/02 19:11

▼DEEP フェザー級 5分3R
〇牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム)66.10kg
[1R 0分58秒 ヴォンフルーチョーク]

×椿 飛鳥(フリー)66.15kg

 牛久は、元DEEP&RIZINフェザー級王者。2020年9月にDEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志に判定勝ちで戴冠すると、2021年10月のRIZINフェザー級タイトルマッチで斎藤裕に2R TKO勝ちで2団体王者に。4連勝で迎えた2022年10月のRIZIN王座防衛戦でクレベル・コイケに一本負けで王座陥落した。

 2023年9月に萩原京平に判定勝ち後、バンタム級への転向を発表し、DEEPフェザー級王座も返上。2024年4月のバンタム級初戦ではRIZINで太田忍に判定負け。9月の佐藤将光戦でも判定負け。2025年5月に3年半ぶりにDEEPに参戦し、バンタム級王者・福田龍彌に挑戦も判定負けで3連敗。今回フェザー級に戻して戦う。現在はATTから帰国し、POWER OF DREAMの夏合宿にも参加。出稽古で中原由貴、横山司らとのプロ練習も行っている。33歳。

 椿は、23年10月に齋藤翼にスプリット判定勝ち後、24年3月に結城大樹に判定勝ち、7月にたておにスプリット判定勝ちと接戦を制しての3連勝。25年3月に修斗世界フェザー級王者SASUKEに挑戦したが、2R リアネイキドチョークで一本負け。『BREAKTHROUGH COMBAT0』では、Progressルールで城戸泰介、大脇征吾にポイント勝利しており、ケージグラップリングが強化されている。6月にトライデントジムを離れフリーとなったことを報告、LIT GYM TOKYO ほかで出稽古を積む。DEEP初参戦。29歳。

 ともに粘り強い組技師。その組みの圧力のなかでの立ち合い、際の打撃も巧みな牛久に対し、椿もスクランブル、強いポジショニングを持つ。牛久にとってはフェザー級に戻してどこまでかつての力強さを取り戻せるか。

牛久「久しぶりのフェザー級の試合なんでしっかり楽しんで、そしてインパクトの残る試合をしたいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします」

椿「トライデントジムからフリーになりました椿飛鳥です。DEEP転職一発目なので、全局面で圧倒してスプリットで判定勝ちしたいと思います」

 1R、勢いよく中央に出るオーソの椿は、サウスポー構えの牛久にインロー。左ジャブを突き、2度目のインローで牛久を崩す。サウスポーから左ローを返す牛久。

 椿のワンツーの入りにカウンターの左を強振する牛久。それをかわして組みに行く椿。しかし、右で深く差して左手と背中ごしにクラッチした牛久は、櫓投げからボディロックテイクダウン!

 クローズドガードから牛久の首に左腕を巻いた椿は、足を解き、腰を切って左足で牛久を金網側に跳ね上げてスイープを狙うが、ケージで背中がひっかかる牛久は返されずマウント。左腕を枕に椿が頭に巻いた左腕も巻き込み、0分58秒、ヴォンフルーチョークで椿を失神させた。

 試合後、牛久は「身内ネタなんですけど、ちょっと僕、今日朝起きて昼ぐらいに、なんか結構熱出ちゃって。“いや、今回ちょっと厳しいんじゃねえかな”とかって思ったんですけど、姉ちゃんに『お前、その顔じゃ負けるぞ』って言われて、そこで気合入って、今日勝つことができました。本当にありがとうございます」と、病を気持ちで乗り切ったといい、続けて「それと佐伯(繁・DEEP代表)さん。僕のこともう1回、RIZINにプッシュしてください。ちゃんと借りも返しに行きたいと思ってます。お願いします」と、24年9月の佐藤将光戦以来、上がっていないRIZINカムバックをアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント