ラポーゾがUFC初勝利、体重超過のマクスムに競り勝つ
▼フライ級 5分3R
〇ミッチ・ラポーゾ(米国)10勝3敗(UFC1勝2敗)125.5lbs/56.93kg
[判定3-0] ※30-26、29-27×2
×アザト・マクスム(カザフスタン)15勝3敗(UFC1勝3敗)129lbs/58.51kg ※体重超過のマクスムは試合でもケージ掴みで減点1
※マクスムは規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のラポーゾに報奨金の30%を支払う
カザフスタンのマクスムは、無敗でUFCと契約。初戦はタイソン・ナムにスプリット判定勝利。2戦目はチャールズ・ジョンソンに判定負けで初黒星。6月のアゼルバイジャンでの前戦は欠場した堀口恭司の代役としてランカーのタギル・ウランベコフと対戦。僅差の判定負け。
ラポーゾはレスリングベース。24年6月のUFCデビュー戦で体重超過のアンドレ・リマ戦に判定負け。25年4月の2戦目は、中国のス・ムダルジに判定負け。
1R、ともにオーソドックス構え。対峙すると大きな体重超過のマクスム。ジャブから右フックを強振するラポーゾ。前後にステップするマクスムはワンツーの右をガード上に当てると、右カーフでラポーゾの左足を流させる。
ワンツースリーのラポーゾの連打をさばくマクスムはその入りにダブルレッグテイクダウン。立つラポーゾをクラッチしてスープレックスで投げると、ラポーゾも立ち上がる。

2R、右の交錯後にラポーゾの強い右フックがかすめる。中央を取るマクスム。右ローのラポーゾに右を合わせに行く。ワンツーのラポーゾに、左右を返しに行くマクスムだが、左右にサークリングのラポーゾはマクスムのシングルレッグをかわす。
左右足を入れ替えて追うマクスム。詰めてダブルレッグテイクダウン。ケージに座るラポーゾは立ち上がり。右小手もハイクロッチで持ち上げてテイクダウンのマクスム! 下のラポーゾは三角絞め狙いからオモプラッタも抜くマクスムが押し込み。立つラポーゾが体を入れ替えてホーン。
#UFC321 Official Result: Mitch Raposo (30-26, 29-27, 29-27 | @Mraposo_) defeats Azat Maksum via Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) October 25, 2025
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3R、中央を取るマクスム。ラポーゾの右フックに合わせてダブルレッグで尻を着かせると、立つマクスムにバッククリンチで押し込み。ボディロックから腹に乗せて後方にスープレックス。すぐに立つラポーゾは正対して離れる。
ワンツーの右が交錯。またもダブルレッグのマクスムを切るラポーゾ。しかし遠間からマクスムはダブルレッグでケージまでドライブ。右を差して足を広げるラポーゾ。シングルレッグに移行するマクスムを回って切るとスタンドに。
ワンツーの右はラポーゾ。マクスムは遠間から飛び込みも切るラポーゾ。引き込み下になったマクスムはケージを掴んで体を入れ替えるが、レフェリーは見逃さず、「減点1」。
再開。ラポーゾが前に、右で差して押し込むが、マクスムは差して投げるも、すぐに立て直すラポーゾ。ホーン。判定3-0でラポーゾがUFC初勝利。「アンダードッグだったけどそれが何だ。これまでは前に出ないのが良くなかった。怖かったけどやってみるものだ。神と両親に感謝したい」と語った。



