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【UFC】ラウントリーJrがカーフ効かせてヒルを完封、3連敗中フィジエフが3連勝中のバハモンデスに判定勝ち、ムサエフがオルロバイのキムラに1Rタップ。大歓声のなかサディコフがTKO勝ち、韓国勢が連勝、コ・ソクヒョンがエリオットに完勝、パク・ジュンヨンが反則受けるも判定勝ち、堀口恭司の代役マクスムが大健闘もウランベコフが判定勝ち

2025/06/22 01:06

▼フライ級 5分3R
〇タギル・ウランベコフ(ロシア)17勝2敗(UFC6勝1敗)※UFC4連勝 126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28

×アザト・マクスム(カザフスタン)15勝2敗(UFC1勝2敗)126lbs/57.15kg
堀口恭司は欠場

 フライ級10位のウランベコフは、ハビブ・ヌルマゴメドフ率いるダゲスタン軍団。身長170cmでリーチ178cm、幼少時からレスリングを学び、2014年の世界コンバットサンボ選手権57kg級で優勝。オーソから懐の深い打撃と、ボディロックで組んでのやぐら投げ、四つ組みからの強いテイクダウンを武器に、ギロチンチョークなど9つの一本勝ちを誇る。

 堀口恭司欠場の代役カザフスタンのアザト・マクスム(15勝1敗)は、レスリング+ボクシングが武器も、前戦はチャールズ・ジョンソンに逆転判定負けでUFC1勝1敗となっている。

 1R、先に右カーフのウランベコフに、マクスムも左リードジャブ。詰めるウランベコフは右ストレートから詰めてダブルレッグ。ケージ背にするウランベコフをボディロックからやぐら投げを狙い、2度持ち上げたウランベコフに、着地するマクスム。さらにシングルレッグにも片足立ちで、切る。

 ウランベコフの最初の一連のテイクダウントライを切ったマクスムは左フック。右カーフにはウランベコフが右ストレートをかぶせる。マクスムの右オーバーハンドをかわしたウランベコフはワンツーの右をヒット。マクスムも左前蹴り、ウランベコフも右前蹴りを返す。マクスムの右はまだ遠い。左ミドルに繋ぐと、ウランベコフもワンツーから右ミドルハイをガード上に。さらに右を突く。ウランベコフのラウンドに。

 2R、中央を取るウランベコフは右カーフ。マクスムもワンツーもスリップ。スイッチから左ミドルを当てるマクスム。ウランベコフも右ストレート。マクスムの打ち終わりにウランベコフは右ストレート。ウランベコフの首相撲に右アッパーを突くマクスム。突進はバッティングか。ウランベコフもヒザ蹴り。離れたマクスムは左ジャブをヒット。

 詰めるウランベコフはダブルレッグからクラッチも、ケージに平行して足を広げたマクスムはゥラッチを切り、頭を押して切る!

 ワンツースリーのウランベコフ。右前蹴り。さらに組むと左小手投げを見せたマクスム。ウランベコフの詰めてのボディロックからのザバ折を逆に切り返してのダブルレッグテイクダウンはマクスム! 拮抗したラウンド。

 3R、右ストレートを突くマクスム。さらにワンツー。組むウランベコフはボディヒザも離れるマクスムはワンツー。そこにカウンターで組んだウランベコフは右で差して押し込み。左小手のマクスムは頭を押し下げて正対して体を入れ替える。ウランベコフから突き放す。

 中央でダブルレッグに入るマクスムを受け止めたウランベコフだが、離れ際に左右を突くマクスム。ウランベコフのダブルレッグをかわして右ヒジ。かわしたウランベコフにまたもダブルレッグ。差し上げるウランベコフの首相撲に右アッパー。左ジャブを突き、手数も止めない。ともにダーティボクシングでヒジの打ち合い。離れて右の打ち合いはウランベコフが左から右。ともに首相撲ヒザ。マクスムのラウンドに。

 組んだウランベコフの投げを切り返したマクスムがバックに。グレコで投げるもウランベコフが顔の上に乗ってホーン。ウランベコフはマクスムの手を持って称える。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)でウランベコフが勝利。ウランベコフがマクスムに歩み寄ると、すぐにハビブ・ヌルマゴメドフも緊急参戦のマクスムの手を取り、健闘を称えた。

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