▼セミファイナル(第9試合)KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R
〇重森陽太(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
KO 3R 2分32秒 ※右フック
×小林 司(Sports 24)

重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。

2023年8月からはKNOCK OUTを主戦場にし、2024年6月にレンタを破り国内最強を証明。9月には『ONE Friday Fights』に初出場、シン・ドンヒョンにKO勝ちした。さらに10月はマルコス・リオスに延長戦で判定勝ち、11月にカンボジアでのクンクメールとの対抗戦でも勝利した。12月にはUNLIMTEDルールに初挑戦したが倉本一真にTKO負け。2025年6月、ゴンナパーにKO負けを喫し、王座を奪われた。戦績は42勝(18KO)11敗6分。

小林は2021年7月にプロデビュー、2023年10月にリク・シッソーに勝ってスックワンキントーン認定ライト級王座に就いた。10戦目でポッシブルKに敗れるまで9戦無敗だった。2024年6月にNJKFで山浦俊一を破り再起すると、9月にはMOMOTAROを破り王座防衛に成功。2025年5月のKNOCK OUT初参戦で力也を初回TKOに仕留めた。7月にはクンクメールのムン・メイキアと対戦も判定負け。サウスポーで左ストレート、左ミドルが得意。戦績は11勝(1KO)3敗1分。

1R、前に出てくるサウスポーの小林に、重森は右ミドルハイと横蹴り。左へ回り込みながら右ミドルを蹴る重森。右カーフを蹴る重森は、小林がパンチを打とうとすると前蹴り。

重森の右ミドルハイ、右ローからのヒジに小林もヒジを打つ。小林の左フックを空振りさせてワンツーを当てる重森は、余裕が出てきたムーブを見せる。

2R、重森は前蹴りを2発、前に出る小林に右ミドルハイ、右ストレートのカウンターをとる。小林が接近してくると、重森は組んで回して倒す。左フック、ワンツーと連続ヒットを奪った重森に小林も前へ出て左ストレート、右フックを打つ。

接近するとヒジ。重森はかわして回り込む。前に出てくる小林に手を伸ばす重森だが、指を相手に向けていたことで注意をとられる。

3R、重森は左ミドルハイと前蹴り、右ミドルからの右ストレート、右ミドルハイからの右ストレートで小林を近づけさせない。小林はヒジを打って行くが、組み付くと逆に重森は右ヒジの連打で鈍い音を響かせる。

出合い頭の重森の右ストレートで小林はダウン。小林が勢いよく前へ出たところに重森が前蹴りを合わせ、これに身体を丸めた小林に重森は右ストレート、右ヒジ。最後は右フックで小林が倒れ、重森のKO勝ちとなった。

マイクを向けられた重森は「メインの古村くんへ、ハンパな試合してたら俺がまたゴンナパーとやっちゃうからしっかり盛り上げてください。いつでもゴンナパー選手と再戦できる準備が出来ているので、12月30日はマストです。前回ベルトを獲られてしまいましたが、私はこれからだと思っているのでこれからの重森陽太をよろしくお願いします」と、メインの古村へプレッシャーをかけると共に年末大会への出場をアピールした。


