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レポート

【ROMAN】道衣MMAでマルコス・ヨシオ・ソウザが山下アランに一本勝ち、ルターバッハが瓜田をKO、ヨースキストーが石川に一本勝ち、メネギンが清水に三角絞め、竹本が松本に判定勝ち、マイケがまたも秒殺勝利、マルロン・ゴドイがシルバを襟絞め、ギレルメが36秒一本勝ち。ROMAN柔術で岡本が半谷と熱闘、市川がキムラ極め、八巻が大脇投げて判定勝ち

2025/10/11 12:10

▼道衣MMA 88.5kg スーパーミドル級 15分
〇ジョイルトン・ルターバッハ(Guilhotina Fight)
[3分01秒 KO]

×瓜田幸造(掣圏会瓜田道場)

 各国を転戦してきた流浪の王者ジョイルトン。これまでにMMAやキックボクシングで世界6団体の複数階級王座に君臨。“peregrino《戦う巡礼者》”と呼ばれたワールドクラスの超実力者が次の巡礼地を日本に定め、武道のルーツ“日出ずる国”に初上陸。超一流の打撃技術でKOの山を築きながらもブラジリアン柔術/柔道/ルタ・リーブリで黒帯を保持するコンプリートファイターのジョイルトンに死角はない。修斗黄金時代の絶対王者“ギロチンの王”ペケーニョとアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを師に持つ彼は、そのあまりの強さから全く対戦相手が決まらず公募を開始。

 ROMAN運営陣が全てを賭けたジョイルトンとの交渉も虚しくカードが流れかけたその時、名乗りを挙げたのは掣圏道四段、佐山聡最後の弟子と言われた“ラストサムライ”瓜田幸造であった。瓜田は掣圏真陰流市街地型白兵戦で道衣やジャケットMMAを経験済み。その佐山のコンセプトは数十年先を行き過ぎたとも言われる程に極めて先鋭的/前衛的であり、それが真に人々に理解されるのはいよいよこれからなのかもしれない。前戦で瓜田は中山賢一にTKO勝ち

 瓜田はジョイルトンの参戦を知る前から本能的にこの嵐の到来を予感していたとしか思えない神憑り的なエピソードがあったという。そんな運命に導かれ実現したこのカードには想像を越えた結末が待っているかも知れない。

 道衣MMA。右ローの瓜田に、サウスポー構えのルターバッハは跳び蹴りからワンツー、後ろ蹴り。瓜田も右をかぶせに行くが、強いジャブを効かせるルターバッハ。瓜田のマウスピースが飛ぶ。ルターバッハはワンツーボディ打ちから左ミドルハイ! 後方に倒れた瓜田にレフェリーが間に入った。

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