キックボクシング
レポート

【RISE】大﨑孔稀が10連勝フランス人に完封勝ちも「まだまだだなと実感しました」、鈴木真彦が加藤有吾とのフルラウンドの打ち合いを制す。200万総取りトーナメント GACHI!!は9戦全勝の棚澤大空が優勝、フライ級王座決定トーナメントで数島大陸と対戦へ。島田知佳が平岡琴の待つ決勝へ進出、憂也がKO勝ちで世代交代許さず「海人からベルトを獲る」

2025/08/30 17:08

▼第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級(-53kg)一回戦②3分3R延長1R
×JIN(楠誠会館/MA日本バンタム級王者、JAPAN CUP KICKバンタム級王者)
延長R 判定1-2 ※9-10×、10-9
〇麗也(team AKATSUKI/同級5位)
※麗也が決勝へ進出。本戦の判定は29-30、29-29×2。


 JINは元ICOライト級王者の元氣が代表を務める楠誠会館所属の18歳で、DEEP☆KICKなど関西を中心に活躍中。2023年11月にジャパンカップバンタム級王座、2024年7月23日にはMA日本バンタム級王座を獲得した二冠王。2023年8月にRISE初参戦を果たしたが那須川龍心に判定で敗れ、2024年2月には塚本望夢に判定負け、8月に松本天志にKO負け。2024年11月のRIZINでとしぞうに判定勝ちも、2025年4月のNJKFで星拓海に判定負け。前戦はRISE WESTでクレイジーハスキー尚吾に判定勝ち。戦績は11勝(3KO)7敗。


 麗也はリザーブファイト出場が決まっていたが、本戦出場選手の欠場で繰り上がり出場というラッキーマン。空手とジュニアキックを経て2012年1月に新日本キックでプロデビューし、2015年5月に日本フライ級王座を奪取。そこから8連勝を飾り2017年5月にはISKAインターコンチネンタル王座も獲得。拳の怪我による2度の手術を経て、2019年9月に復帰戦を行ったがKO負け。引退を発表するも2021年2月のNKNLで復帰した。RISEには2024年2月から参戦。


 1R、JINの右ミドルに麗也は右ロー。JINは右でボディを打って行く。麗也はジャブを打ち右ロー、右カーフを蹴ると左ボディからの左フック、右フックとコンビを繰り出す。両者とも手数少な目の様子見のラウンドに。


 2R、左右フックを互いに打ち、麗也は右ロー、JINも右カーフを蹴る。ジャブ、ワンツーとパンチのJINに麗也は左ロー、左ミドルハイと蹴り技を混ぜての左右フック。麗也が左右ボディを打ってラウンド終了。手数で麗也か。


 3R、麗也が右ストレートをヒットさせると、JINは“効いてないよ”と言わんばかりに笑みを浮かべてノーガードで追撃の右ストレートを顔面で受ける。麗也は左ヒザから右ストレート、左ミドル。JINはワンツーから右カーフ。麗也が右フックを打つと必ず左フックを被せるJIN。打ち終わりはJINがとる。


 ラスト1分、ジャブと右ストレートのJIN。麗也が前へ出るが、JINも同じ数だけ打ち返して一進一退。最後の打ち合いで麗也が右ボディストレート、左ボディを当てた分、印象がいい。


 判定はドローで延長戦へ。延長戦が始まると同時にJINが打ち合いを仕掛け、両者足を止めての殴り合いとなる。場内のボルテージが一気に上がる中、麗也は冷静に左ハイ、左ボディを攻める。これでJINが一気にスローダウン。麗也は頭を付けるようにして左ボディ、ヒザ。JINも耐えてワンツー、右フック。


 JINの右ストレートに麗也は左フック。麗也がバックハンドブローからのワンツー、JINはノーガードでダメージがないことをアピールするが、印象が悪い。再び足を止めての打ち合いが繰り広げられる中、麗也の右ストレートがヒット。


 麗也はマイクを持つと「この内容じゃ勝ったと言えないですけど、必ず優勝して200万取って帰るので第9試合の決勝戦よろしくお願いします」と語った。

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