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レポート

【Krush】ソフィア・ツォラキドゥが嵐のような猛攻でタイトルを奪取!大鹿統毅が岩尾力を破る、KNOCK OUTの柿﨑瑠がKO勝ち、トーナメントは上遠野寧吾、大久保世璃、安尾瑠輝、海凪が勝ち上がり

2025/08/23 17:08

▼セミファイナル(第8試合)Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R
×岩尾 力(POWER OF DREAM)
判定0-3 ※29-30×3
〇大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)


 岩尾は2014年7月にK-1 JAPAN GROUPに参戦すると、亀本勇翔、西京春馬に勝利したが2015年5月に朝久泰央に敗れた。その試合を最後にWINDY SUPER FIGHT、蹴拳、Bigbangなどの他団体に出場。バイク事故で大怪我を負い、2022年8月のKrushで約4年半ぶりの復帰を果たすと4連勝(3KO)の快進撃を続けていたが、2024年9月に鬼山桃太朗に判定負け。2025年2月、河野直次郎をKOして再起を果たした。武居由樹が「マジの天才」と評価する。戦績は17勝(9KO)4敗1分。


 6月にKrush初のオープンフィンガーグローブマッチで鈴木太尊との対戦が決まっていたが、鈴木が減量中に体調悪化、病院へ運ばれ計量不参加で失格となり岩尾は不戦勝となっていた。


 大鹿はK-1甲子園2022 -55kg王者。デビュー当初は他団体でプロ活動を行っていたが、2022年12月にKrush初参戦で勝利を収め、2023年5月の「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。10月の初防衛戦で悠斗に初回KO負けを喫し、初黒星で王座を失うと、山浦力也に勝ち、晃貴には敗れ、2025年3月に健介から延長戦で判定勝ち。戦績は10勝(1KO)2敗。


 1R、岩尾は右カーフと右ロー、大鹿は左ミドルを蹴るが両者ともかなり慎重。フェイントをかけあって、互いにほとんど手を出さないまま初回を終えた。


 2R、互いに右カーフで相手のバランスを崩し合い、岩尾はしつこく右カーフを蹴っていくが、大鹿がパンチのコンビネーションを回転させてロープを背負う岩尾に連打を決める。終盤は岩尾もパンチを繰り出すが、互いにフェイントを掛け合って手が出ない。


 3R、左三日月を蹴る大鹿は入り込んでの左ボディ、左フックのダブル。岩尾もパンチを出すが単発で、大鹿が回転力を活かして連打で攻める。距離を詰める大鹿に岩尾はクリンチを多用してしまい、痛いイエローカード。最後まで岩尾は手数が少なく、前へ出て攻めるのは大鹿。


 判定3-0で大鹿が勝利。雄叫びをあげた。

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