キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】17歳の桃花・シンデレラが4戦目で百花を破り女子初の王者に、保井広輝が無敗の駿希を破り-55kg王座に就く

2025/06/24 18:06

▼第6試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
◯KING剛(ROYAL KINGS)
判定2-0 ※30-29×2、29-29
×滑飛レオン(テツジム)


 DEEP☆KICK-53kg第5代王者であり、強いプレスとハートを武器に決して後退しないKING剛と、X-FIGHT初代フライ級王者でありNKBを主戦場に高いKO率を誇る滑飛の1戦は互いのプライドと意地をぶつけ合う壮絶な殴り合いに。


 試合は1R、互いに中間距離でけん制し合うと滑飛はローにミドル・ストレートを、剛はサウスポーから左フックを鋭く放り込む。ラウンド中盤までは互いにけん制し合う状況が続くも、後半には剛が距離を詰めていくと打ち合う場面も増えるが1Rは様子見か。


 続く2R、剛が同様に圧をかけていきローにストレートと放っていくと、滑飛もフックツーにハイキックと速いコンビネーションで返す。中でも剛のプレスは驚異、滑飛はパンチを当てても前に踏み込んでくる剛に距離を潰されていく。その後も剛はパンチを上下に打ち分けながらプレスを続ける、滑飛は周りながらも多彩且つ鋭い蹴り・パンチと返していく。2R終了時点でのオープンスコアは1-1とスプリットドローとなる。


 3R、このラウンドを獲った方が勝者とだけあって互いに開始早々から気合十分、コーナー際でどんどんと打ち合う。そこから剛は更にプレスを強めながらパンチの連打を止めずに打ち出る、滑飛も打ち返すが至近距離に詰めてくる剛にやりづらそうな表情を浮かべる。そしてラウンド後半には止まらずにパンチで打ち合う、互いに3Rという事もありスタミナももう残り僅かだろうがそれでも手は止めずに殴り合い続け試合終了。


 判定は2名が剛を支持、結果2-0で剛が判定勝利を収めた。負けはしたものの滑飛も確かな強さと根性を見せつけ、今大会屈指の打ち合いを披露した両選手には大きな拍手が送られた。

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