ムエタイ
レポート

【ONE】ジャオスアヤイがナックロップを52秒でKO、本戦契約&5万ドルボーナス獲得!内藤大樹が強敵エストゥピニャンからダウンを奪う勝利、リカルド・ブラボが復帰戦でダウン奪われ判定負け、3試合連続秒殺フィニッシュのジャブライロフが手塚裕之を対戦相手に指名

2025/06/07 09:06

▼第1試合 キャッチウェイト (-63.5kg) ムエタイ 3分3R
〇タギール・カリロフ(ロシア/Archangel Michel/Samingpri Muay Thai Gym)
判定3-0
×リャオ・シーシュウ(中国)


 カリロフはタイでムエタイを学び、現在はエカテリンブルクのサミンプライ・ムエタイ・ジムで練習を積む。ONE初登場は2021年2月のロッタン戦で、対戦相手の欠場による1週間前オファーのスクランブル参戦だったが、ロッタンを相手にスプリット判定まで持ち込んでいる。その後はデニス・ピューリックに判定負け、チョーファーに初回TKO勝ち、ブラック・パンサーを初回KO。2023年7月にはスーパーレックと対戦してTKOで敗れるも、11月にはヨードレックペットにスプリット判定ながらも勝利を収めている。2024年6月のナックロップ戦では初回KO負け、11月のゴントーラニーには判定負けで連敗中。


 今回はONE初参戦のシーシュウと対戦する。


 1R、右ローの相打ちからスタート。シーシュウは右カーフを狙い撃ちにし、ワンツーを打つ。カリロフが前蹴りを出すとシーシュウも前蹴り。カリロフが右ローを3連打するとシーシュウは足を叩いて“効いてないよ”のポーズ。


 シーシュウがワンツー、左フック、左ボディ、ヒザとスピードのあるコンビネーションを決めてカリロフを防戦一方にする。技とスピードで圧倒されるカリロフは、ならばと首相撲に持ち込んでヒジとヒザ。シーシュウもヒジを打ち返す。


 2R、カリロフは左フックから入り込む。シーシュウは変わらずスピードのあるコンビネーションを回転させていくが、カリロフは首相撲に持ち込んでヒザを蹴る。


 ジャブで下がらされてヒザをもらうカリロフは、左ミドルを蹴って首相撲に。カリロフは左ミドルと右カーフも蹴り、ペースをつかんできた。


 3R、シーシュウのパンチをバックステップとサークリングでかわすカリロフは右カーフとヒジ、左フック。シーシュウも左の縦ヒジを繰り出す。カモンゼスチャーで挑発するカリロフにシーシュウがヒジを振り下ろす。


 パンチで前へ出るシーシュウにカリロフは左ミドル、左フック。両者とも縦ヒジを繰り出す。カリロフの左フックにシーシュウもフックを振り回すが空振りが多い。


 判定3-0で、首相撲でペースをつかんだカリロフの勝利となった。

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