▼第5試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
×ジョハン・エストゥピニャン(コロンビア/JCFernandez/Team CSK)
判定2-0
〇内藤大樹(Bell Wood Fight Team)

内藤は2019年からONEを主戦場にして連勝記録を更新。2020年12月にジョナサン・ハガティーに判定負けを喫したが、2021年6月のワン・ウェンフェン戦、9月のペッダム・ペッティンディーアカデミー戦でいずれも判定勝利し、2022年5月の「ONEムエタイ フライ級ワールドGP」のメンバーに抜擢されるも、初戦となった準々決勝でスーパーレック・ギャットムー9に判定負け。

2023年は7月、10月と連敗を喫し、2024年3月15日に5カ月ぶり復帰戦でシャーゾット・カブトフを判定3-0で破り再起を飾ったのも束の間、4月のデッドゥアンレックとの再戦で判定負け、8月のエリアス・マムーディ戦でKO負けして連敗した。戦績は36勝13敗。

再起戦の相手はジョハン・エストゥピニャン(コロンビア)に決定。エストゥピニャンはコロンビア初のONEファイターで、2024年5月の『ONE Friday Fights 64』で初参戦、トリッキーなファイトスタイルで大森弘太を1Rわずか27秒でKO勝ちし、6月はザファー・シャイックに判定勝ち、9月にショーン・クリマコをKO、10月の『ONE Fight Night 25』でもザカリア・ジャマリをKO、2025年1月のジョハン・ガザリ戦で判定勝ちと5戦全勝の強豪となった。

1R、いきなり飛び蹴りを仕掛けるエストゥピニャン。内藤はかわして右ローを蹴る。サウスポーのエストゥピニャンはぐいぐいと前へ出て左ストレート。ハイキック、飛び後ろ蹴りと派手な技を繰り出すエストゥピニャンに、内藤はかわしながら右ロー、左ミドルをしっかり蹴っていく。

前蹴りで入りにくくさせる内藤はパンチからローにつなぎ、インローも蹴る。エストゥピニャンの勢いが止まり、内藤の蹴りが決まっていく。エストゥピニャンも左ボディ、左フック。

2R、ジャンプしての蹴りを連発するエストゥピニャンだが内藤は入らせない。右のカウンターを狙っていく。詰めて右フックを打とうとしたエストゥピニャンに、コーナーを背負った内藤が右フックのカウンターでダウンを奪う。

立ち上がったエストゥピニャンは再び前へ出るが無理な詰め方はせずにパンチを繰り出す。内藤はしっかり見て、ジャブのカウンターでエストゥピニャンに腰を落とさせる。右ミドルと前蹴りで距離を取り、カウンターを狙う内藤。右ロー、右インローもヒットさせてエストゥピニャンを焦らせる。

3R、逆転を狙って前へ詰めてくるエストゥピニャンに内藤はサークリングでかわし、ジャブや右フックのカウンターをしっかり当てていく。エストゥピニャンの右フックをもらっても組んで連打を許さず。ジャブ、右ミドル、そしてパンチをかわして逃げ切り態勢の内藤。エストゥピニャンは空振りして転倒した。




