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【Krush】応援している選手の試合が終わったら即帰ってしまう観客へ塚本拓真がメッセージ「マジで俺の試合を見てった方がいい」

2025/05/24 22:05
 2025年5月25日(日)東京・後楽園ホール『Krush.176』の前日計量が、24日(土)都内にて正午より行われた。  セミファイナル(第8試合)の-66kg契約3分3R延長1Rで対戦する、塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は66.0kg、ヴィトー・トファネリ(Brazilian Thai/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg王者)は65.8kgでそれぞれ計量をパス。  続いての会見でトファネリは「明日に向けて準備はちゃんと整って、みんなが納得するような素晴らしい試合をする」と挨拶。  4月29日の『Krush.173』から2カ月連続で試合に臨むことになった塚本は「短い期間でマッチメイクを決めていただいて感謝しています。短い期間でトファネリ選手も試合を受けてくれて感謝しています。いつでも試合が出来る状態に仕上げてくれて、この試合に一番に名乗りを上げてくれたトファネリ選手には感謝もリスペクトもあるんですけれど、明日はそういうのを抜きにして殺気を持ってリングで向かい合おうと思うので、僕の殺気と覚悟を見届けてください」とコメント。  計量で顔を合わせた印象を聞かれると、塚本は「強い選手の目をしていると感じましたが、覚悟を持って向こうも来ているが僕もどの試合も覚悟を持って試合しているし、そういう試合では絶対に負けない自信がある。国際戦は2回目なので、向かい合ってどういう緊張感があるか楽しみです」とする。  トファネリは「塚本の目を見て、気合いが入っていて準備をしてきた目をしていると思った。いい試合が出来る態勢で来ていることを嬉しく思いました」と、塚本の気合いを感じたという。  約2年2カ月ぶりのKrush登場となるトファネリは「僕はK-1で戦うために来日して、その夢が叶った。最初はK-1のリングに上がることが出来てそれだけで嬉しい気持ちだった。でも、それは気持ちが盛り上がっているだけで勝ちを意識していなかった。今度は勝ち負けしか意識していないので、明日は勝つ。戦略的にも技術的にも勝つところをみんなに見せたい」と、今までとは気持ちの面で違っているとした。  塚本は2カ月連続での試合について「練習は試合の次の日から再開していて、好きなものを食べたり減量から解放されて1週間くらいはそういうこともやったけれど、すぐ減量して体重の落ちもよくて調子はめちゃくちゃいいです。(児玉)兼慎と対面練習をやったけれど、兼慎が『拓真くん、いつまで練習来る予定ですか? 仕上がりが良すぎて早く練習を上がってもらいたいですね」と言っていました(笑)。だから4月以上のものを見せられると思うし、ファンに見せたいと思います」と、4月よりも調子はいいとする。  この試合の先に見据えているものは何かと問われた塚本は、「6月のオープンフィンガーグローブマッチはやりたくないんですが、6月のまだ枠が空いてるなら怪我無く終わってそれも出ようと思う。人がやれないことをやろうと思うので。強くなるための経験が一番は試合なので、試合して自分を高めていきたい」と、なんと6月も出るつもりだという。 「出来るだけ突き進みたい。人がやれないことをやりたいです。僕はSNSで喧嘩を吹っ掛けたり、煽ったりするキャラじゃない。自分がそれをやってもなっていうのがあるので、普通の選手が見てもコイツは気が狂ってる、普通できないよって言うことをやっていきたいと思っています。僕は格闘家なので戦うことがそれを証明する一番のことなので、どんどん試合をしていきたいと思っています」  加えて「会場に来ている人が、自分の応援する選手の試合が終わると帰る人が多いですけれど、明日会場に来る人はマジで俺の試合を見てった方がいいと思います。絶対に見て帰ってください。絶対に面白い試合をするので。俺はそういうプレッシャーがあればあるほど応えられる選手だと思うので、必ず後悔はさせないので必ず俺の試合を見てから帰ってください」と、来場するファンへメッセージを送る。  トファネリは「目標を大きく持つことは大事だと思いますが、一戦一戦大事にして明日勝つことが目標です。明日勝ってからもっといろいろ考えて、見据えて自分の選手生命を考えて進んでいきたいですね」と慎重だ。  激闘派の塚本のハイペースに付いていける自信はあるか、と問われたトファネリは「リサーチしました。塚本の試合映像を見て、リーチが長く背が高い、アグレッシブな試合をするのは分かっている。自分は今まで背が高い選手、アグレッシブな選手と戦った経験はたくさんあるので、自分の全てを出し切れれば勝てる相手だと思っています」と自信あり。  一方、塚本は“ミスターKrush”の称号を得るのも間近だが、今回はどういうKrushを見せたいと思っているかと聞かれると「前回の試合前の会見で、内容はもう見せてきたので後は結果でKOと言っていて、前回KOで締められて。それでより評価してもらったところはあるので、今回も結果を求めています。、大宮司さんとも話して、トファネリ選手をナメているわけではなく強いのは承知ですが、『勝ち負けじゃなくこれからどういう勝ち方を見せていくか。そういう選手の域にお前は来ているぞ』って言ってもらって。それは自分の中で自覚として持っているので、明日は本当に勝ち方かなって。だから急遽決まったこの試合がセミファイナルに抜擢していただいたと思っているので、見せるべきものはKOなので明日はその自信と覚悟を見せようと思います」と語った。  そして最後に、トファネリは「とても面白い気合いの入った試合が出来ると思う。ポイントで勝つような試合はしないので、ぜひ会場に足を運んで見に来てください」、塚本は「リスペクトの覚悟と殺気を持って試合を見せます。会場に来る方は僕の試合まで見て帰ってください」とファンへ告げた。
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