キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】大沢文也が大谷翔司のナパームストレートを“不発弾”にして判定勝ち、3度目の対決は津崎善郎がクンタップから初勝利で新王者に、中島弘貴を破って暫定王者になった漁鬼が海人戦アピール、プロレスラー高橋幸光がUNLIMITEDでKO勝ち、Kihoがミネルヴァ女王に電光石火のハイキックで逆転KO勝ち、第1試合から森川侑凜と女王様BONNIEが殴り合い

2025/05/18 17:05

▼第3試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級 3分3R延長1R
×Nao(AXGYM)
KO 3R ※右ハイキック
○Kiho(KNOCK OUT GYM 調布)


 初参戦となるNaoは2023年3月のNJKFミネルヴァでプロデビューし、Marinaに勝利。6月のNJKFでは元ラウンドガールのAZUを左ヒザ蹴りで2R KO、8月の『GLEAT VER.MEGA』両国国技館大会では女子プロレスラーの福田茉耶も3R TKOに降し、無敗のまま5戦目で王座まで一気に駆け上がった。


 2024年6月のフランス遠征で初黒星を喫したが、12月に紗依茄を初回KOに葬り王座防衛に成功、今年3月にはWMC日本女子ピン級王者MIREYに判定勝ちするなど国内では無敗。身体能力に優れ、右ストレートと蹴り技、特にヒザ蹴りは鋭くスピードもある女子注目の選手。


 Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。ジムを移籍して心機一転、2024年4月KNOCK OUTのリングで再出発するとKAIに判定勝ちで連敗脱出。左膝前十字靭帯断裂からの再建手術を経て12月に復帰し、MMAファイターでもあるMIYUから勝利し、今年2月には菊地美乃里にも勝利と3連勝。戦績は6勝(1KO)6敗4分。


 1R、右ストレート、左前蹴り、を出しながら前へ出るNaoは組むとKihoの顔を押す。ワンツー、右ストレート、右ローとどんどん前へ出て当てていくNao。


 2RもNaoは出してから入ると組んでのヒザ。Kihoはなかなか自分の攻撃を出すことが出来ないが、右ミドルと左フックを繰り出す。



 3RもNaoのペースで試合は進み、このままNaoの判定勝ちかと思われたが、Naoが右ストレートを出そうとして前に出てきたところへKihoが電光石火の右ハイキック。Naoが前へバッタリと倒れ、Kihoの逆転KO勝ちとなった。

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