▼第7試合 フェザー級ムエタイ 3分3R
○シャドウ・シンハマウィン(タイ)
KO 2R 2分51秒 ※右ヒジ打ち
×ハッサン・バーダニラッド(イラン)

シャドウはラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者。同タイトルは2022年2月にフリオ・ロボと王座決定戦を行って勝利し、手にしたもの。2022年にはラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)のウェルター級リーグ戦で優勝。2024年2月のFriday Fightsに注目の初参戦を果たしたが、マムカ・ウスビャンに判定負けを喫した。しかし、その後はエリック・ヘアー、ジミー・ピエノ、モハメド・シアサラニに3連勝と勢いに乗っている。

1R、バーダニラッドが前蹴りと右ロー、シャドウが左ミドルを蹴って来るとキャッチして右ローを蹴る。ガードを高く上げ、右ストレートと右フックを狙うバーダニラッド。シャドウは右ミドルを中心に蹴り、右ハイも織り交ぜる。バーダニラッドは左足を上げるフェイントを多用し、右足を前に出してサウスポーになっての攻撃も。強い右ローを当てていくのはバーダニラッド。シャドウは左ボディストレート、ヒジ。

2R、前に出ていくシャドウだがバーダニラッドは上手いコンビネーションを繰り出す。バーダニラッドがヒザで入って来るところにシャドウは右ヒジ。首相撲の離れ際に右ストレートを入れるバーダニラッド。右ストレート、右フックの大きなパンチでKOを狙っていくシャドウにバーダニラッドはロックする首相撲を見せる。ボディを攻めるシャドウにバーダニラッドは身体を丸めてしまう。

シャドウはバーダニラッドをコーナーへ詰めると左右のボディ、そしてヒジ。バーダニラッドもヒジで応戦するが、右フックを打ったところでシャドウが右ヒジを振り下ろして一発KO。戦前に予告していた通り、ヒジでのKO勝ちを飾った。

5連勝を飾ったシャドウに35万バーツ(約150万円)のボーナスが贈られた後は、ONE本戦との契約も発表された。シャドウは飛び上がって喜び、「トレーナーたちとずっと練習してきた技です。ボーナス有難うございます。チャトリさんありがとうございます。兄弟の誕生日が今日で、父の面倒を見るために今日は会場に来れなかったんですがいいプレゼントになりました」と語った。



