(C)ONE Championship
ONE Friday Fights 100
2025年3月14日(金)タイ・ルンピニー・スタジアム
※U-NEXTにてLIVE配信
▼フライ級 ムエタイ 3分3R
○パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
TKO 3R 2分17秒 ※レフェリーストップ
×マジッド・シダリ(イラン)

パンパヤックは2012年にラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座、2013年に同ライトフライ級王座を奪取して2階級制覇を達成。2014年にはルンピニースタジアム認定バンタム級王座、2015年に同フェザー級王座を奪取してこちらでも2階級制覇を達成している。2013年から2015年タイスポーツ記者協会の年間最優秀ファイター賞を3年連続受賞(史上唯一)。

2019年9月からONEに参戦し、RISEフェザー級王者(当時)工藤政英を破ると2024年12月までは4勝2敗。この2敗はいずれもスーパーレックに付けられたもので、スーパーレックとは4勝3敗1分。また、スアキムに2勝、サムエーに2勝、プラジャンチャイとは1勝1敗というトップの実力者。しかし、前戦でロシアのイゴール・ベクレフにKO負けを喫した。

対戦相手のシダリは今回がONE初参戦。“トラクター”の異名を持つハードパンチャーで、15戦のうち11試合でKO勝ち。『フェアテックスファイト』と『ムエタイエクストリーム』で初回KO勝ちを重ね、ONE出場のチャンスを得た。

1R、サウスポーのパンパヤックは左ミドル、前蹴り。シダリはワンツーで飛び込むが首相撲に捕まる。パンパヤックの左右の前蹴りに飛び込んだシダりだが左ミドルを合わされる。さらに左ミドルで畳み込む。シダりの右ストレートには左ミドル、左服には左フックとヒザを合わせるパンパヤック。そして組むとヒザ。シダりはすでに疲労が見える。

2R、シダリは入り込むところに左ミドルを合わされ、離れても左ミドルを蹴られる。しかし、シダリが左へ飛ぶようにして飛び込んで左フックを放つとパンパヤックの腰が大きく落ちる。さらにフラつくパンパヤックだが、シダリは攻め込むことが出来ず逆にヒザをもらう。

回復したパンパヤックは左ミドル。しかし、再び飛び込んでの左フックを被弾するパンパヤック。シダリをテンカオで迎え撃ち、捕まえるとヒザをボディへ連打。パンパヤックの左ミドルを右腕で受け続けたシダリは右腕が下がる。

3R、シダリはまたも左フックを振るって前へ入る。首相撲に捕まえてヒザを連打するパンパヤックは、離れると左ミドル。飛び込んで打つシダリの右はかわす。シダリを左ミドルで迎え撃つパンパヤックだが、ヒザに行ったところでシダリの左フックをもらってグラつく。

逆転のチャンスに左右フックでラッシュをかけるシダリに、パンパヤックが左ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。立ち上がるとパンパヤックが鋭い前蹴りを突き刺し、シダリは明らかなダメージを見せて下がる。パンパヤックが前蹴り、左ミドルで畳み込むと、もはや手が出ずレフェリーがストップ。パンパヤックのTKO勝ちとなった。




