▼第2試合 キャッチウェイト(-63.5kg)ムエタイ 3分3R
○アリ・コユンジュ(トルコ)
判定3-0
×重森陽太(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級王者)

重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。

その後は所属を変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。2024年2月の『RWS JAPAN』ではサミンデットに判定負けを喫したが、4月はセーンダオレックから左フックで2度のダウンを奪って勝利すると6月にレンタを破り国内最強を証明。9月には『ONE Friday Fights』に初出場、シン・ドンヒョンにKO勝ちした。さらに10月はマルコス・リオスに延長戦で判定勝ち、11月にカンボジアでのクンクメールとの対抗戦でも勝利している。12月にはUNLIMTEDルールに初挑戦したが、倉本一真にTKO負け。戦績は44勝(19KO)8敗6分。

今回は初参戦のコユンジュとキャッチウェイト(-63.5kg)ムエタイ3分3Rで対戦。戦績は14勝3敗。

1R、重森はジャブを突きながらジリジリと前へ出て行くと、コユンジュはいきなり前へ出ての左ボディから右ロー。強い右ローを蹴っての右ストレートも繰り出す。前後にステップを踏んで飛び込んでの攻撃を繰り出すコユンジュ。左右のフック連打をもらって重森が下がり、さらに連打するコユンジュ。さらに重森の蹴り足をキャッチして大きくコカす。

コユンジュのペースで進む中、重森は体勢を立て直して左ミドル、右ロー。コユンジュが飛び込んで来るところに右ミドルを合わせ、すかさず右ストレート。コユンジュは飛び二段蹴り、飛びヒザと大技も繰り出して印象付ける。重森は右ヒジを振るうが空振り。

2Rも飛び込んでの前蹴り、飛び込んでの左フックを繰り出すコユンジュ。重森は左インロー。コユンジュは勢いよく前に出て、その勢いにバランスを崩してしまう重森。ツーステップで前に入った重森は右フック。徐々にペースをつかんできた重森は右ミドル。コユンジュの右ハイを空振りさせた重森は、自分の前を通り過ぎていったそ、というポーズでパフォーマンス。コユンジュが右ミドルを放ってきたところへワンツーの右ストレートをクリーンヒットさせる。

3R、右インローと右ストレートの重森にコユンジュは叩きつけるようなワンツー。左ボディから右フックの強打も叩きつける。首相撲では重森がコカす。重森は前蹴りから左ストレート、次は左の三日月を突き刺す。コユンジュのダイナミックな左右フックを両腕ブロックする重森だが、大きな音がするため見栄えが悪い。そこへ重森はヒジを打つ。重森は三日月蹴り、左ヒジ。コユンジュはバックキックを繰り出す。

両者手を上げて勝利をアピールしたが、判定は3-0でコユンジュが勝利。パワフルでアグレッシブな攻めの姿勢が評価されたようだ。


