▼キャッチウェイト(-63.5kg)キックボクシング 3分3R
○サンガルティット(セーンアティット)・ルークサイコーンディン(タイ)
判定3-0
×スーパー・ヤイ・チャン(ミャンマー)

セーンアティットはプロボクシングで19戦無敗(9KO)、WBAアジア・スーパーライト級王者となっている。今年初めにONEと契約し、今大会でデビューを迎えることになった。ロッタンとは義理の弟となる。

チャンはラウェイ出身の20歳で、2024年8月にONEデビューすると判定負けも、2025年1月には初回KO勝ちを飾った。

サンガルティットのセコンドにはロッタンが就く。1R、チャンは前後にステップを踏み、サンガルティットは左ローを蹴っていく。蹴りを多用するサンガルティットだが、ジャブから打ち下ろしの右ストレートを見せる。ジャブを打っての右ボディストレートも。右ローを蹴ってワンツーで入って行くサンガルティット。チャンは右ロー、右ハイ。サンガルティットは左ミドルを蹴って右ストレートへつなぐ。蹴ってパンチにつなぐサンガルティットのパンチの打ち方が非常に綺麗だ。

2R、右ローや左ミドルを蹴って前へ出るサンガルティットは右ストレート、左ボディにつないでいく。サンガルティットが左ミドルから右ストレート、左ボディからの右ストレート。チャンも強気に打ち合うが下がり、そこへステップインしてのサンガルティットの左を出してからの右フックがヒット、ダウンを奪う。

左ボディと右オーバーハンドで追い込んでいくサンガルティットだが、チャンも負けじと打ち返す。ラッシュを終えると一度冷静になるサンガルティット。圧はかけるがあまり手は出さない。

3R、右カーフから飛び込んでの左ボディから右フック。左インロー、右ローを蹴る。チャンは飛び込んでの右フックを繰り出すがサンガルティットはかわす。再びチャンが入って来ようとするところへ右ストレートのカウンターで迎え撃つ。チャンは左ハイ2発、左ロー。

チャンのワンツーにサンガルティットは右ストレートのカウンター。残り1分を切るとチャンが勝負を懸けて打ち合いに行くが、前へ出るのはサンガルティット。右アッパー、左ボディを打つサンガルティットにチャンも強気に打ち合う。サンガルティットが前へ出てきたチャンをかわして左ボディを打ったところで試合終了。




