▼第4試合 キャッチウェイト(-52.61kg)ムエタイ 3分3R
○ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)
判定3-0 ソンチャイノーイ
×ティーヤイ・ワンコンオームMBK(タイ)

ソンチャイノーイはS1ジュニアバンタム級王者の肩書きを引っ提げて2022年9月のNJKFに初来日すると、塚本望夢を1RでKO。2023年4月には『BOM OUROBOROS 2023』で名高・エイワスポーツジム(吉成名高)に3RでKO負けを喫したが、強烈な攻撃の数々で名高を苦しめた。2023年7月の『BOM』にも来日し、重い左右ローキックで場内をどよめかせ、5Rには首相撲からのヒザ蹴りでジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来)に判定2-0で勝利している。

ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から出場し、8戦全勝(4KO)の快進撃。所属するゲッソンリットジムは、K-1など日本で大活躍したチャンプアを輩出したジムだ。

対するティーヤイもFriday Fightsで2勝2KO、2試合ともボーナスを獲得している激闘派ムエタイ。

1R、強いローの蹴り合いからソンチャイノーイが右フックの強打。ソンチャイノーイは飛び込んで左を打つとすかさず右ボディストレートを打つ。ソンチャイノーイが左ボディを打つと、ティーヤイも負けじと左ボディを打つが、そこへソンチャイノーイが左フックを合わせて“当たったぞ”と笑顔を見せる。

2R、ソンチャイノーイは左を打ってブロックさせての右ボディストレート。そのボディへ前蹴り、またも右ボディストレート、右ミドル。ティーヤイは右ローを蹴り返していく。負けじとソンチャイノーイも右ローを蹴り、右ローのラリーが繰り広げられる。盛り上がる場内。

ソンチャイノーイは右ボディストレートを狙い撃ち。前へ出るティーヤイは左フックと左ヒジで自信満々の表情で打ち合いを挑む。距離が出来ると、ソンチャイノーイはなんと飛び蹴りを繰り出す。余裕の表れか。

3Rも意地の張り合いのようなローの蹴り合い。ソンチャイノーイが入って来るとティーヤイはヒジで迎え撃ち、両者組みになるとソンチャイノーイが回してコカす。左フックの相打ち。ティーヤイが入って来るとソンチャイノーイは左フックを合わせる。打ち合いに行くティーヤイだが、ヒットを奪うのはソンチャイノーイだ。蹴り足をキャッチしての右ではティーヤイが転倒する。




