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レポート

【Krush】決勝は西京佑馬が初回KOでライト級8人ワンデートーナメント優勝「過酷すぎました」。古宮晴が天野颯大を振り切る、西京佑馬が昇也とのタフファイトを制して決勝へ進出。準決勝進出は昇也、西京佑馬、天野颯大、古宮晴

2025/02/24 17:02

▼第4試合 Krushライト級トーナメント 1回戦第3試合
〇天野颯大(キング・ムエ)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
※本戦の判定は29-30、30-30×2。


 天野はK-1甲子園2021で-60kg優勝を飾り、2021年11月にプロデビュー。2023年7月、12月と連続KO勝利を収め2024年7月に友尊にもKO勝利してK-1グループで4連勝中。6月にはムエタイスーパーファイトにも出場し、TKO勝ち。11月のKrushではかつて王座挑戦経験がある西元也史をも初回TKOするなど波に乗っている。戦績は8勝(6KO)2敗。


 児玉は2020年11月からKrushに参戦し、2戦目で提髪和希に判定で敗れるもその後は3連勝。2023年6月にKNOCK OUTの大谷翔司に判定で敗れ連勝はストップしたが、2024年1月には第6代Krushライト級王者・瓦田脩二からKO勝利、12月に第9代Krushライト級王者・伊藤健人に判定勝ち。戦績は7勝(2KO)2敗。

 1R,ジャブを多用する児玉に天野は右カーフ、左奥足ロー、左インローと様々なローキック。さらにプッシュを織り交ぜてからの攻撃。中盤までは天野の手数が目立つ。児玉はジャブ、右ストレート、ハイキックと終盤は攻めに回った。

 2R、児玉は顔面前蹴りと右ボディ。天野はローへとつなぐコンビネーションを回転させていくが、やはり児玉のパワーが目立つ。児玉の左右ボディ、右ボディからの右フック。天野も奥足ローを対抗するが、終盤に児玉が右フックを連続ヒットさせて山場を作った。

 3R、児玉のジャブ、左右ボディからのフックに天野も負けじと打ち合うが、一発の重さに違いを感じさせる。それでも天野はコンビネーションを回転させ手数で対抗。児玉の右フック、右ストレートをもらっても怯まず打ち返し、ラスト10秒では児玉にロープを背負わせての打ち合い。児玉も応じて打ち合ったが、判定はドローに。

 延長R、児玉が左右ボディ、天野も右ボディストレートを返す。天野はダッキングで児玉のパンチを避けて前へ出るがなかなか手が出ない。それでも前へ出て児玉を押していき、パンチを打つ。前へ出続け、ダッキングから攻撃の姿勢を見せる天野。児玉はこのダッキングに右ストレートを合わせに行くが、判定は3-0で前へ出た天野を支持。

 優勝候補の児玉を破る番狂わせを起こし、児玉はリング上で号泣。勝った天野もダメージが心配される接戦だった。

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