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【DEEP】相本宗輝が交通事故からの復帰戦でTKO勝ち「足を削って入りにカウンター」相手のテイクダウンには「無駄に体力を使わない」「やっぱりフェザーで戦いたい」

2026/07/06 16:07
 2026年7月5日(日)東京・ニューピアホールにて『宗明建設 Presents DEEP 132 IMPACT』(U-NEXT、DEEP YouTubeメンバーシップ)が開催され、ライト級(5分3R)で、相本宗輝(ROOM)と山田聖真(JAPAN TOP TEAM)が対戦。  フェザー級で9勝無敗の相本は、3月の『RIZIN.52』でのビクター・コレスニック戦直前に自転車事故(車と衝突)を起こして欠場。今回は主催者の意向で一階級上のライト級に上げて、4連勝中の山田と対戦した。  初回から左インローを効かせた相本は、2Rに山田にテイクダウンを奪われたものの、3Rに右ストレートで2度ダウンを奪いパウンドアウト。MMA戦績を10戦無敗(8KO・TKO)とした。  試合後、ケージのなかで「3月にRIZINでDEEP代表として試合が決まってたんですけど、ちょっと交通事故になっちゃって、なんかいろいろ『嘘だ』とか言われて。なんか結構病んで。でもやっぱりファンのみんなだったり、いろんな連絡──悪い連絡の方が多かったんですけど──支えてくれてるこのいつも通りの仲間たちやセコンド、家族のおかげでまたここに戻ってくることができました。本当にありがとうございます。3Rで最後KOできたんで良かったです。とりあえず、自分のケツは自分で拭きたいんで、もしよかったら榊原(信行RIZIN CEO)さん、またRIZINの舞台に呼んでもらえたら光栄です。皆さん、今後も応援よろしくお願いします」とマイク。  ケージインした榊原CEOは、「相本、超最高。じゃあ、RIZINで待ってます。自分のケツは自分で拭いてよ」と語り、RIZIN再出陣を歓迎した。  バックステージでの囲みインタビューで相本は、山田戦で足から崩して最後はパンチで仕留めた戦略を語り、3月の交通事故と減量のダメージについてあらためて明かしながらも、次戦は再びフェザー級に戻して戦うこと、「相手は誰でも、組まれればどの試合でもやります」と語った。 今回は相手が触れない距離──それは蹴りの距離 ──試合直後にそのままインタビュールームにお疲れ様です。バンテージは……。 「バンテージしないんですよね。バンテージってあんま変わんないですよね?(笑)」 ──変わるかと(苦笑)。相本選手にとっては変わらないんですね。 「だから足首とか手首だけバキみたいにしてます」 ──今回、スイッチをしながらも基本、相本選手のサウスポー構えと山田選手のオーソの喧嘩四つでした。相手に容易に組ませないために、左インローは最初からプランの中にあったのでしょうか。 「そうですね、最初パンチでガンガン行きたかったんですけど、やっぱり自分がワンツーで入っちゃうと距離が近くなっちゃって、山田選手が入ったらタックルとかできちゃうじゃないですか。ずっと山田選手が最初にタックルで入ってこないと触られない距離にいたんで。やっぱりそれは蹴りの距離なんで、上だけプレッシャーかけて蹴って蹴って蹴って、上で入ってきたらそこにパンチ合わせてって感じで、作戦通りでした」 ──蹴りのダブルも含め、ライト級でもスピードは落ちていないように感じました。 「本当ですか。外でやってるんで大体基本、鴨志田悠磨とのパンチの練習オンリーなんで、自分蹴りのミットとか一切やんないんですけど、めっちゃなんか試合蹴れるんですよ。(相手のヒザの内側が)真っ赤でしたよね。今回、GRITさんにカーフパッドをプレゼントしていただいてちょっとやるようになってからカーフ練習して、試合の2週間前くらい使わせていただいたんで、めっちゃそれで良かったですね」 ──TKO勝ちでした。3Rまで行ったのは初めてでしたが。 「ゴング鳴ってすぐ自分はフィニッシュずっと狙ってたんですけど、いつも上のパンチでガンガンいけるんですけど、なんか今回ちょっと1R目、行くに行けなくて、“行くに行けないってこういうことなんだな”と思って。もともと最初、足を削っていく作戦だったんで、もしパンチの距離じゃなかったら、足削って(相手が)タックル入ってくるところに全部カウンターのパンチを合わせる作戦だったんで、めっちゃ蹴ったんです。ただ、逆に今度パンチ見過ぎたら何発かもらっちゃったんで、まだまだ課題はあるところですね」 ──途中、ローブローで試合中断もありました。 「めっちゃ痛かったです。自分いつも練習とかでもチンカップ(ファウルカップ)つけないんですけど、蹴られても全然平気なんですけど、今回初めて蹴られて痛かったんで、こういうことなんだと思って。そしたらなんか、自分が四つん這いになってる前にちっちゃい子が2人いて『頑張れー、相本』って言われたんで、ちょっと笑っちゃって」 ──それで笑顔に。 「やっぱ試合はいつも緊張しないで、やっぱ楽しんでるんで。楽しかったです」 ──最終回のみならず、1Rにも左でダウンを取っていますね。 「はい。いつもあそこで行けてるんですけど、山田選手やっぱタフだったですね。目が全然死んでなかったんで。そこからしかも腕十字に来たんで。でもその時、山田選手あんま力入ってなかったんで、大丈夫だなと思って。最後、ラスト15秒ぐらいで本当は(早く腕を)抜いていきたかったんですけど、ちょっと自分も安牌取っちゃって、ちょっと悪いところやったんですけど、もっと早い段階で抜いてパウンド行けばよかったなって。ちょっと耐えてから抜いて、その時もう遅かったんで(ゴングが鳴った)」 ──それでも2Rにテイクダウンを奪われました。あそこで立ち上がるのはなかなか難しかったなか、2Rの時点でご自身のスタミナはいかがでしたか。 「もうあの時は一切(力を)使ってないです。自分はタックルとか来たりすると、やっぱり抱えない。もう鬼ごっこじゃないですけど、ただ逃げるだけで今回抱えないって決めてたんですけど、抱えちゃって。投げようとしちゃったのか分からないですけど、首抱えちゃって。“うわっ、やっちゃったた”と思ってたらテイク(ダウン)取られちゃったんで。無駄に結構でも時間あったんですよね(※残り3分51秒)。だから一回立ちに行こうかなと思って(上体を金網に立てたが)、あそこででも立てなかった時とかパワー使っちゃうので、山田選手も動かないでいつもコツコツ漬けてくるじゃないですか。無駄に体力を使わないで、3R目に行こうと思って」 ──オーソにスイッチしたときの右ローにカウンターの組みでした。 「いや、全然分かってなかったです。ちょこちょこニータップみたいな感じで入ってきてるのは分かってたんですけど。あそこは抱えたのがちょっと悪かったです」 ──最終回はどんなプランで臨もうと思ってましたか。 「いや、ずっともう同じです。来るなら来た時に全部合わせるって感じで。来ないなら自分からアクション起こして全部蹴って蹴って。そこにタックル来るんだったら切ってって感じでした」 [nextpage] 事故のときは、ちょうどウォーターローディングが始まった時だった ──今回はライト級での動きもスピーディにも感じましたが、ご自身ではいかがですか。 「いや、どうなんですかね。正直ライトでもいけないことはないと思うんですけど、やっぱ自分はフェザーでやりたいですね」 ──キルギスではカリベク・アルジクル ウールとも練習されていましたが、普段の彼はかなり大きいですよね。そこでライト級の耐性もできていたのでしょうか。 「そうですね。やっぱり地肌で感じるじゃないですけど、格闘技だけに専念して生活してる選手と会って、あとは海外に行ったのも初めてだったんで、それを地肌で感じて。それで、カリベクには本当によくしてもらって、あっちに行った時もずっと二人で同じアパートで暮らして。カリベクがちょうど一人暮らし始まったんで、そこに一緒に住んでいて、ご飯とかもずっと一緒に食べていたんで。  今度、PANCRASEで7月28日の試合でカリベク選手が来るんで、今度は日本で再会して『相本君のところに行くんで』と。皆さん、カリベク選手応援してあげてください。めっちゃいいやつです」 (※試合前に「キルギスでは日本で自分がやっている山登りやHIITトレーニングだったり、ダッシュとかを当たり前のようにやっていて、プラス技術練習もしっかりやっていた」「食事は肉とフルーツ)とコメント) ──試合後、RIZINの榊原CEOがケージインしました。 「びっくりしました。やっぱ自分のケツは自分で拭かないといけないんで」 ──あのときやれなかったビクター・コレスニック選手ともやりたい? 「まあ……そうですね、全然。自分は榊原さんに任せます。誰でもやるんで」 ──ところで、今も移動は自転車なんですか? 「はい、そうですが、試合の1週間前は乗らないようにしています。新しい道路交通法もしっかり守ってます。左側通行」 ──3月の試合前に榊原CEOと佐伯繁代表からも会見で欠場の経緯の説明がありましたが、改めてご本人からも、前回の減量時の移動中のことをお聞かせください。意識的にはちょっと朦朧とした感じだったのですか。 「いや、全然そんなことなくて。普通に自転車を漕いでいて、雨だったのが晴れてきて。“よし晴れてきた”と気分転換に自転車を漕ぎに行った時に、ちょっと後ろから……」 ──衝突があった。ではその時点では特にフラフラだったわけではないんですね。 「全然フラフラではなかったです。もうほんと(試合まで)1週間くらいでちょうどウォーターローディング(※)が始まった時だったんで。1日8リットルの水を飲んでいて。食事は身体にいいものを食べて生活していて、晴れたんで自転車漕ぎに行ったらって状況でした。以前に、ほかの選手が試合会場来る前に自転車事故があって中止になってしまって……。自分も跳ねられた時にもうそれがよぎっちゃって、救急車とかで運ばれたらダメだってなって思って、(自動車の運転手は)お年寄りの人だったんですけど、周囲に人もいたので、その人に『大丈夫なんで行ってください』って言って、その後お姉ちゃんに迎えに来てもらって、自転車がパンクしてハンドルが曲がっちゃったんで、新しい自転車を買って今乗ってます」 ──最後の水抜き前の事故で打撲などもあるなか、それでも試合はしたかったそうですね。 「正直、試合したかったですね。でも夜にそのウォーターローディングしていたとこともあって。塩抜きも始まっていたんで、フェザー級の時は、塩抜きも結構、段階が早いんで、全部嘔吐しちゃって。それでお姉ちゃんとかには『病院行け』って言われてたんですけど、『いやちょっとあと1日だけ(待って)』って言って。いつも犬の散歩で朝5時に起きるんですけど、自分起きてこなかったみたいで、お姉ちゃんに起こされて、その時もグダってしちゃっていて、ウォーターローディングで全部出ちゃってたんで。それで救急車で運ばれて、もうドクターストップでした」 (※計量直前の水抜きに備え、あらかじめ大量の水を飲んで排出機能を高める減量法。塩分を控えめにして水分を溜め込みやすくし、計量までに摂取量を徐々に減らして最後は断水。体内の水分排出システムを一時的に過剰排出モードにして汗や尿で一気に体重を落とす。急激な大量の水摂取は血液中の塩分濃度を下げるため低ナトリウム血症で意識障害を引き起こすリスクがある) ──そうだったのですね。お気をつけください。 「はい、気をつけます!」 ──次がRIZINか、もしかしたらDEEPのベルトにも絡んでくるかと思いますが、どういうビジョンが理想ですか? 「いや、自分は本当もう佐伯さんとテルミさんに全部任せてるんで。自分はそこの道を進んでいくだけです。組まれればどこの試合でもするんで。そんな感じでお二人にもうお任せします」 ──今日、メインイベントで試合をした気持ちは? 「めっちゃ嬉しかったです。メインってなんかいつもちょっと人が少なくなっているイメージがあるんで、自分が入場する前に(観客席を)見た時にめっちゃ人数いたんですごいなと思って嬉しかったです」 ──最後にファンにメッセージを。 「皆さん応援ありがとうございました。本当に皆様の応援が力になって。自分はずっとこのスタイルでいくんで、応援もどんどん増えてって、ほんと力になってます。今後も応援よろしくお願いします」 ──これからチームで祝勝会も? 「いつも(試合後)夜の時は、お店がほとんどやっていないので山岡家(※相本の地元・茨城県創業で24時間営業)なんですけど、今日はニューピアホールで夜遅くないので近場で(笑)」
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