▼フライ級 5分3R
×菅 歩夢(THE BLACKBELT JAPAN)バンタム級10位/2023年NBT同級優勝&MVP 4勝1敗 57.1kg
[判定1-2] ※28-29×2, 29-28
〇岸田宙大(パンクラス大阪稲垣組)2024年フライ級ネオブラ準優勝者 3勝1敗 56.9kg
2023年ネオブラ・バンタム級優勝&MVP“宇留野道場の最高傑作”と称される管が、THE BLACKBELT JAPAN移籍と階級変更を経て、2024年フライ級ネオブラ準優勝者・岸田と激突する。
プロデビュー戦の髙杉遼介戦こそ判定勝ちも、以降の寺本雄輝、小原とうや、坂本瑞氣戦はフィニュシュ勝利で4勝無敗の菅は、7月の大阪大会でパンクラス大阪稲垣組で岸田の先輩・秋葉太樹との対戦が予定されていたが、管の怪我で試合は実現せず。
全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント茶色帯ライトフェザー級優勝など柔道14年・ブラジリアン柔術8年の柔術家・岸田は、ネオブラ1回戦で今井健斗を三角絞めに極めると、準決勝で金澤臣人に判定勝ち。9月の決勝で山崎蒼空に判定負けで準優勝となっている。今回は自らの手で管を止め、秋葉との対戦を阻む覚悟だ。
菅「しっかり盛り上げる試合をします、応援よろしくお願いします」
岸田「明日はしっかりアグレッシブに最後まで攻め続けて一本狙いますので、応援よろしくお願いします」
1R、岸田のシングルレッグ&小外にスクランブルする管。バック奪い、後ろ三角、腕十字狙いの岸田にまたいで腕を抜く管はスタンドに。ワンツーで詰める管は、岸田のシングルレッグを切って上に。ディープハーフ狙いの岸田を潜らせず管はインサイドガードで細かいパウンド。2者が岸田を支持。1者が管。
2R、岸田のシングルレッグをスプロールした管。フルガードの岸田の三角絞め狙いをかわした管に、下から足関節狙いで立ち上がり。右を振ってのシングルレッグでテイクダウンも、菅もヒザを立ててスクランブルで立ち上がり。
岸田のシングルレッグにキムラで回した管は首に足も巻くが、首を抜く岸田は腕十字狙いからバック、ネルソンで腕狙いも、前に落とした管が最後にパウンド。3者10-9で管。
3R、サウスポー構えの岸田はみたびシングルレッグ&小外がけでテイクダウン狙いも残した管が上に、そこに三角から腕十字も、座った管はヒジを抜きトップに。なおも腰を切り十字を狙う岸田を潰す管に、下から足関節のトランジションでバック狙い。
正対する管に三角絞めは岸田! 組みは逆も座る管にマウント三角でパウンド。菅は首を抜くと、なおもバックにつこうとする岸田。上の取り合いを制したのは岸田。金網背に座る管は立ち上がり。引き込む岸田に正対した管が残り15秒でパウンド。
ホーンに管はマットに大の字に。判定は2-1(29-28×2, 28-29)で極めにこだわり攻め続けた岸田が接戦を制した。