4連勝で上位ランカーの秋葉と戦う菅歩夢「勝つだけじゃなくフィニッシュが目標」、2連敗中のライカ「今度こそパンチでブッ倒したい」=7.28『PANCRASE BLOOD.3』大阪
▼フライ級 5分3R
秋葉太樹(パンクラス大阪稲垣組)#5位・11勝14敗1分
菅 歩夢(宇留野道場)バンタム級9位/2023年NBT同級優勝&MVP・4勝
菅は、2023年ネオブラ・バンタム優勝&MVPの22歳。髙杉遼介に判定勝ち後、寺本雄輝、小原とうやを初回TKOに下すと、2023年11月の前戦で坂本瑞氣を3R リアネイキドチョークで極めてネオブラを制している。今回の大阪大会で階級変更しフライ級実力者・秋葉と対戦する。
会見に出席した菅は、「いきなりランキング5位の秋葉選手と試合させてもらえて嬉しく思ってます。いい試合をしますので、よろしくお願いします」と挨拶。
愛媛出身で宇留野道場所属の菅だが、初の大阪での試合に「別に大阪で試合するからどうこうっていうのは特段なくて、どこで戦うにしろ、自分の力をそのまま出せたら問題ないと思ってる」と意気込みを語った。
ネオブラではバンタム級で、今回からフライ級で戦うことになるが、「ジムの代表にフライ級に落とすなら、練習計量をしてみて、動けるならフライ級に落とせっていう指示を受けていて、3月頃に一度、練習計量でフライ級の身体を作って、そのあとジムの先輩とガチスパーをして、普通に動けていたので フライ級でも問題はないかなとは思ってます」と、すでに手応えを得ているとした。
対する秋葉は、5連敗中だがその相手は強豪相手ばかり。ルサンド・ビコ、小川徹に判定負け後、鶴屋怜、伊藤盛一郎に初回一本負け。2023年9月の前戦ではコンテンダーのムハンマド・サロハイディノフに2R TKO負けを喫している。今回、5年ぶりの勝利を掴むべく、4連勝の管を地元で迎え撃つ。
菅は、秋葉について「相手ははもちろん強いと思うんですけど、勝つだけじゃなくてしっかりフィニッシュするのが目標です」と語り、同日の『超RIZIN.3』について、「超RIZINとか重なってますけど、超RIZINよりパンクラス見ろよって思いますね」とアピールした。
▼女子フライ級 5分3R
ライカ((RIGHT THING ACADEMY)#4位・12勝11敗2分
和田綾音(ALIVE)※デビュー戦
大阪大会参戦のライカは、2023年11月に重田ホノカに判定負け後、2024年3月の前戦でも杉山しずかに判定負けで2連敗中。ALIVEの和田はプロMMAデビュー戦でアップセットを起こすか。
会見でライカは、「総合格闘技になってからは初めて大阪で試合をさせてもらうんですけども、やっぱり京都出身ということで、地元に近いっていうこともあってちょっと嬉しいですね」とコメント。
ALIVEの和田綾音については「ほとんど情報無しで、アマチュアの戦績と1試合だけ見させてもらいました。 デビュー戦とはいえ、やっぱり勢いもあるし。実際ね、自分はホノカ選手にもやられてるんで、全然そういうの(戦績)はあんまり気にしてないっていうか、関係無しで、普通にいつも通り、相手が誰であろうがやるだけっていう気持ちで準備しています」と、油断はしないとした。
女子ボクシングでは、世界王座三階級制覇を達成したレジェンドで、キック2戦、MMA12勝11敗2分。今回、デビュー戦の相手をぶつけられたことについて問われると、「キック、総合と転向して、もう相手は選ばず、オファーがきたら大体ほぼ受けてって感じだったんで。ベテランの選手だろうがデビュー戦だろうが、もう関係無しにどんどん受けてきたんで。試合をすることによって自分がどんどん強くなっていけると思ってやらせてもらってるんで、もうありがたいです」と言う。
「今度こそパンチでぶっ倒したいと思います」と意気込むライカは、菅同様に「7月28日はPANCRASEを見てください」と語った。