キックボクシング
レポート

【RISE】左フック一撃!那須川龍心が初回KO勝ちで王座奪取「僕はキックボクシングという競技が一番面白いと思っている」、長谷川海翔が不完全燃焼のTKO勝ち、髙橋聖人が鮮やかハイキックで初回KO勝ち、塩川琉斗が北井智大にワンサイドの圧勝

2024/11/23 19:11

▼第8試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
×伊藤澄哉(戦ジム/同級1位)
KO 1R 2分56秒 ※右ハイキック
〇髙橋聖人(TRIANGLE/元NKBフェザー級王者)


 伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍、17戦(15KO)無敗の戦績を引っ提げて2019年11月にRISEでプロデビュー。3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、2021年9月の4戦目で実方拓海に初黒星を喫した。2022年4月にはYA-MANと初のOFGマッチを行ってダウンの応酬の末にKO負けし3連敗を喫したが、2023年10月に北井智大を破ると3連勝(2KO)でライト級1位に躍り出た。戦績は6勝(4KO)4敗。


 高橋は“高橋三兄弟”の三男。アマチュアで40勝5敗5分という成績を残してプロに転向、NKBフェザー級王座を獲得した。2021年6月にはRIZINにも出場し、山畑雄摩と引き分けている。2024年5月に杉本卓也と引き分け、7月には紀州のマルちゃんにTKO勝利した。21勝(6KO)5敗5分。


 1R、前に出る伊藤が右カーフから右ストレートを狙うが高橋はかわす。高橋も右カーフ。伊藤が出てくるところに右カーフ、左インローを蹴って下がる高橋。しかし、これは罠だった。伊藤が前へ出たところへ高橋が狙いすました右ハイキック。この一発で伊藤を失神させ、高橋の見事な一撃KOとなった。伊藤は担架で運ばれた。


 マイクを持った高橋は「RISEの皆さんはじめまして。初参戦で1位の選手、皆さん負けると思っていたんじゃないですか。でも僕も厳しい戦いになると思っていたんですが狙っていた攻撃が入って1RKO出来て嬉しいです。前の試合で同じ63kgでぱっとしない試合してたじゃないですか。僕が一番ベルトに近い人間じゃないかなと思っています。最短ルートでベルトを狙っていこうと思っています。兄弟揃って頑張って行きますので応援お願いします」とタイトル挑戦をアピールした。

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