ダウン奪い、TDでも上回ったオトゴンバートル「ナラントンガラグ代表が全部のスキルを教えてくれた」
▼58kg契約 5分3R
〇オトゴンバートル・ボルドバートル(シャンダスMMA/モンゴル)57.9kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×風我(K-Clann/日本)57.85kg
風我は山本哲也、切嶋龍輝に判定勝ちで2連勝も2024年3月のDEEPで杉山廣平にバックコントロールされて判定負け。対するナラントンガラグの愛弟子・オトゴンバートルは、3月に久保健太からオーソから左の二段蹴りでダウンを奪い、最後はギロチン葬。7月には和田教良に左ハイからパウンド&ヒジでTKO勝ちしている強豪だ。25歳。
1R、風我とオトゴンバートルがMMAで対戦。オトゴンバートルのスピニングバックキックや右をかわす風我は前蹴り、シングルレッグへ。
金網にドライブし左の差しを小手に巻いて投げたオトゴンバートルは、得意のオーソからの左の蹴りをローで当てるが、廻し蹴りは風我がかわし、左前手のフックを打ち込むとダブルレッグも、切るオトゴンバートル。競った初回に。
2R、サウスポー構えの風我。左インローを当て、三日月蹴り、左フック。詰めるオトゴンバートルに風我の蹴りがローブローに。
再開。オトゴンバートは左前蹴り、右フックから返しの左フック、さらに右にダウンした風我。パウンドに三角絞めを狙うがかつぎのオトゴンバートルはスタンド選択。
風我はワンツーから左ミドルに繋げ、シングルレッグから脇潜るもバッククリンチは出来ず。離れるオトゴンバートル。
3R、サウスポー構えから左インローを当てる風我。詰めるオトゴンバートルは左フックから右ストレートも右ローがローブローに。再開。
再びのローブローを振り切って再開するオトゴンバートルはダブルレッグ。切る風我は左ミドルも単発に、左フックから右ストレート、右ハイキックとアタックを続けるオトゴンバートルは、右のスーパーマンパンチ。風我の左右からのシングルレッグにも崩れず。オトゴンバートルはシングルレッグからケージに押し込みゴング。
大熱戦の判定は3-0(30-27×2, 29-28)で、21歳のオトゴンバートルが勝利。 試合後、「勝ってほんとうに嬉しいです。(風我は)技術的に優れている選手でした。私も1カ月間くらいしか練習できなかったということもありました。打撃で戦おうと思ったのですが、相手がレスリングで来たのでそこで戦いました。(ナラントンガラグ代表は)全部のスキルを教えてくれました」と試合を振り返った。