▼第9試合 ISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級(-59kg)王座決定戦 3分5R
〇軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 49-46×2、50-45
×クリスチャン・ボグダン(ルーマニア)
※軍司が新王座に就く。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2021年12月に椿原龍矢の持つK-1 WORLD GPフェザー級王座に挑戦し、第5代王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2023年3月にはムエタイのトップ選手ヴューを判定に破り、初防衛に成功した。前戦は3月にRISEフェザー級王者・門口佳佑に延長戦の末に判定勝ちで13連勝を達成。しかし、9月の2度目の防衛戦寺田匠に延長戦で判定負け、K-1王座を失った。で戦績は25勝(6KO)6敗1分。
ボグダンは21歳で身長178cm。ScCOMBAT ProAmナショナル王者、エクストリームファイターズ王者、MTWS王者の肩書を持つ。戦績は20勝2敗1分。
1R、ボグダンの一発目の左インローがローブローとなって中断。再開後、軍司は右ローとジャブで圧力をかけ、左ボディと右フックを打つ。ボグダンもジャブと右ロー、軍司はジャブと左右ボディを返す。ボグダンが蹴るとすかさず左右ボディを打つ軍司。
ボグダンは右ローを何度も蹴っていくが、軍司がすぐに距離を詰めて左右ボディと右フック。ここでボグダンが首相撲からのヒザ蹴りから左右フック。軍司は離れると左ボディの連打を見舞う。ボディを打たれてだいぶ削られた様子のボグダン。
2R、ボグダンが蹴ると右ボディストレート、左ボディを返す軍司。左右ボディにヒザ、さらに左ミドルを蹴る軍司。ボグダンは左右のヒザを交互に上げて前へ出るが、軍司はお構いなく左右とボディと左フック。蹴りにボディを合わされ、蹴り終わりにも左右ボディをもらうボグダンは下がる。軍司はそこへ右ロー。軍司のボディに下がり続けるボグダン。
3R、ボグダンは左ミドルで軍司の右腕を蹴るが、軍司は構わず前へ出て右ボディストレート、左ボディ、ジャブ、右ロー。ローの蹴り合いから軍司が左ボディ。ボグダンが下がると軍司はヒザ。軍司の左右ボディが次々と決まり、下がり続けるボグダンへ軍司は左三日月、右ハイも。つかんでのヒザを見せるボグダンだが、軍司のショートのアッパー&フックに追いつめられる。
4R、軍司は右ローを使っていく。ボグダンは左ミドルを2発、軍司は左フックを合わせに行き、左右ボディから左フック。軍司は右カーフを蹴っておいての左右ボディ。軍司は右カーフも蹴る。ボグダンは軍司のパンチをもらうと下がるが、軍司が手を出さなくなると前へ出てきてローとミドルを蹴る。
5R、軍司はステップを刻みながら前へ出てきて右ボディから左フック、左右フックから右フック、ボグダンの左ミドルに左ボディ。右ロー、左ミドルのボグダンに軍司は左ボディ、右フック。軍司は右ストレートから左ボディ、ヒザ蹴り、左右の連打と攻撃をまとめる。
判定は3-0で軍司が勝利。ISKAの白いベルトを腰に巻いた。「K-1から来た軍司泰斗です。正直、9月のK-1で王座防衛できなくてベルトを失ってしまったんですが、3週間後にオファーをもらって、谷川さん、カルロスさん、宮田さん、感謝しています。みんなが期待している彼とも決まる思うので…龍聖、いつか僕が階級を上げるのでやりましょう。今日は怪我もあったんですが、12月のK-1に出るので12月にK-1が代々木であるのでぜひ見に来てください」と、KNOCK OUTの龍聖へメッセージを送った。