キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】久井大夢が3Rに猛攻も今回はKO逃す、古村光も公約通り初回KO勝ち、古村匡平が亡き祖父に捧げる涙の初回KO勝ち、“ダウン発生率100%男”力斗がKO勝ちで「いつか鈴木千裕選手と戦いたい」百田海愛が首相撲からの投げでKO勝ち、川野龍輝がTKO勝ち、第1試合の女王様vs.女子大生は痛み分け(写真追加)

2024/09/21 15:09

▼第6試合 KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R
〇古村匡平(FURUMURA-GYM)
KO 1R 1分43秒 ※左ヒジ
×MANGKORN YOK BRAVELY(タイ/BRAVELY GYM)


 古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMで本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さを磨いてきた。ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器に、2023年は4月に強豪スリヤンレックからTKO勝利を奪ったが、9月18日にタイでプロムエタイ協会スーパーライト級王座決定戦をチュースワンと争うも判定負け。11月には元ルンピニー王者のバットマンから殊勲の勝利を収めたのもつかの間、2024年2月の『RIZIN』佐賀大会でREITO BRAVELYに初回KO負けを喫した。戦績は22勝(9KO)5敗1分1無効試合。


 MANGKORNは大分を拠点とするBRAVELY GYM所属で、戦績は52勝(8KO)19敗2分。まだ20歳と若いサウスポーだ。


 古村は過去にBRAVELY GYMの選手と戦って1勝1敗の戦績。8月5日に行われた記者会見では「完全復活の意味を込めて初回KOで倒し切りたいと思います」と、誰が相手でも初回KOすると宣言していた。


 1R、ジャブで圧をかける古村はジャブから右ロー、MANGKORNは左ミドルを蹴る。古村は左フックを見せながら右ミドル。古村が飛び二段蹴りからMANGKORNのガードの隙間を縫う右ストレート。これにMANGKORNが左縦ヒジを返してきたところへ古村は左ヒジ。



 これが見事に決まり、MANGKORNはもんどりうってダウン。古村が戦前の予告通り、KO勝ちを収めた。



 古村はマイクを持つと「今日は無事にKOで勝つことが出来ました。こういう地元で今年は1回も勝ててなくて2連敗して悩んでいた時期もあったんですが、ここまで頑張ってきてよかったです。ホームで倒して復帰する姿を見せられたのが本当に嬉しいです。今年自分のじいちゃんが亡くなって本当に悲しくて。首に巻いているはちまきもじいちゃんがくれたものなんですけれど、いつも最強になってくれと言っていたのでここで勝てて嬉しかったです。今回の勝利は天国のじいちゃんも見ていると思います」と声を詰まらせながら語った。

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