キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】久井大夢が3Rに猛攻も今回はKO逃す、古村光も公約通り初回KO勝ち、古村匡平が亡き祖父に捧げる涙の初回KO勝ち、“ダウン発生率100%男”力斗がKO勝ちで「いつか鈴木千裕選手と戦いたい」百田海愛が首相撲からの投げでKO勝ち、川野龍輝がTKO勝ち、第1試合の女王様vs.女子大生は痛み分け(写真追加)

2024/09/21 15:09

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子 -46.5kg契約 3分3R
△鈴木 萌(クロスポイント吉祥寺)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29×2
△BONNY(MSJ KICK BOXING GYM)


 BONNYは5歳から19歳まで格闘技と向き合い、その後は週1程度の練習だったが30歳でプロ格闘家になりたいと決意。再び格闘技と向き合い、アマチュアで試合経験を積んだ。2024年7月21日に福岡で開催された『KING OF STRIKERS 43』のオープニングファイトに出場し、3Rに左フックでダウンを奪って判定勝ち。この試合はプロテストとして行われたようで、晴れてプロに合格。今回プロデビュー戦を迎える。


 職業は福岡の西中洲にあるSMバーの“女王様”。自ら「格闘家と女王様2足のわらじ」を名乗り、昼間は練習、夜は女王様という生活を続けている。2023年2月に行われた『BreakingDown 7』のオーディションに参加して話題を呼び、そのオーディションでは木村美玲とのスパーリングで敗れたため本戦出場はならなかったが、激しい殴り合いでインパクトを残した。その後も8、9と応募したようだが出場はならなかったようだ。


 これがプロデビュー戦となる鈴木は、現在大学3年生。大学でもキックボクシング部に所属して、クロスポイント吉祥寺でも汗を流す彼女は、練習熱心さについては山口代表も太鼓判を押すほど。


 1R、鈴木はサウスポー。前に出てくるBONNYを前蹴りとワンツーで止める鈴木だが、BONNYは思い切って左右フックを放つ。スイッチしての左ミドルも見せるBONNY。距離と詰めるBONNYに左ストレートを合わせる鈴木。BONNYは鈴木の左ミドルを腹で受けて左フックを返す。左フックと右ボディで攻め込むBONNYは左右ローも蹴る。鈴木は首相撲に捕まえて回しながらヒザ蹴り。鈴木は左ミドルとワンツーで距離を取って戦いたいところ。


 2R、鈴木がジャブと左ミドル、左ローで距離をとり、前蹴りも突き刺す。BONNYの攻撃は空振りが続く。鈴木が打ちに来たところでBONNYが左フック、鈴木もすぐにつかんでヒザ。鈴木に有利な距離での展開が続くが、右ローを蹴るBONNYも距離を詰めると右ボディを連打する。


 3R、鈴木は左ミドル、前蹴り、テンカオでBONNYを迎え撃つ。BONNYは身体を左右に振って右ボディストレートを打つ。BONNYがボディを打つ距離になると鈴木は首相撲でキャッチしてのヒザ蹴り。前へ出てパンチを打って行くBONNYだが、攻撃を当てるのは鈴木。しかし終盤、BONNYが左右フック、右ストレートをヒット。笑みを浮かべるBONNYはさらに左右フックで距離を詰める。鈴木は組みヒザと左ミドルで応戦。ひたすら前へ出てパンチを打つBONNY、最後に右フックがヒットし、鈴木がのけ反った。


 判定はジャッジ1名が鈴木を支持したが、ドローとなった。

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