キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】4人の新王者が誕生!啓斗が佑典をTKO「Krush・K-1のベルトを狙っていきたい」、上村雄音「RISEに行って活躍したい」、中嶋愛樹斗「次はRISEで強い選手たちを倒していきたい」、KING陸斗「RISEで1番になりたい」

2024/09/11 22:09

▼第3試合 DEEP☆KICK-53kg契約 3分3R
〇中田史斗(究道会館)
TKO 3R 2分16秒 ※セコンドタオル投入
×大輝(NJKF理心塾)


 DEEP☆KICK同級1位であり3月に当日、同級王者として防衛戦を行うKING剛との王座決定戦に敗れ今回が復帰戦となる中田史斗と、NJKFフライ級6位にランクインしておりDEEP☆KICKに4月に初参戦を果たすも敗北とこちらも復帰戦となる大輝のランカー同士の対戦。


 1R、圧をかけながら細かいパンチからミドルに繋いでいく中田に、サウスポースタイルから左ミドルにストレートを繰り出す大輝。ラウンド中盤には中田はステップを踏みながらカーフを軸に前足を削っていく、大輝は近い距離での膝を中心に返していくなど互いに攻勢を見せるも1Rは互角の印象。


 2Rからは如実に互いの狙いが見えると、中田は細かいパンチにボディへの打ち分けをしながら前足へのカーフ、大輝は左ミドルにストレートからヒザにと繋いでいく場面が増えていく。ラウンド後半にはやや疲れとボディのダメージが見える大輝に中田はパンチでラッシュをかけていき好印象を見せると、2R終了時点でのオープンスコアは3名共に20-19と2Rの攻勢が活き中田が支持される。


 最終ラウンド、セコンドからの檄で気合を入れ直した大輝はストレート・バックハンドブローなどで逆転を狙っていくが、ギアを上げてきた中田にやや後手に回されていく。中田は止まらずどんどんパンチをまとめていくと左フックからの顔面へのヒザでファーストダウンを奪取する。


 決めに行く中田は右ミドル連打からパンチ連打と怒涛の攻めを見せるも大輝にローブローを当ててしまい試合が一時中断する。再開後、大輝は残りの力を振り絞り打ち合いに出向くが、最後は中田のヒザで再びダウンを喫したところでセコンドがタオルを投入。3R2分16秒、中田が復帰戦をTKO勝利で飾った。


 中田はこれで5勝(4KO)2敗1NCと倒し屋らしい風格が出てきた。

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