▼第6試合 Krushライト級 3分3R延長1R
〇里見柚己(team NOVA/第8代Krushライト級王者)
KO 1R 1分57秒 ※右フック
×永澤サムエル聖光(林商店)
サウスポーの里見は2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて2021年7月・9月の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」では川崎真一朗にKO勝ち、弘輝に判定勝ちで決勝へ進出するも瓦田脩二に敗れて戴冠ならず。2022年8月には元スーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ち。2023年6月、1月に無効試合となった大沢文也との再戦で勝利し、第8代Krushライト級王者となった。しかし、9月のK-1で伊藤健人にKO負け。2024年2月のタイトルを懸けた再戦でもKO負けを喫し、王座を奪われた。戦績は19勝(8KO)12敗1分1無効試合。
永澤は新日本キックボクシング協会で日本ライト級1位まで昇りつめ、トップランカーとして活躍。ジャパンキック旗揚げ後は2020年1月大会で興之介を右フックでマットに沈めて第2代ライト級王座に就き、9月にはNJKFで鈴木翔也からダウンを奪っての判定勝ちでWBCムエタイ日本統一バンタム級王座も獲得。2022年7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで三冠王となった。2023年11月にはボム・ピンサヤームとドロー、2024年2月のRWS JAPANでイサンヌアに判定で敗れた。戦績は28勝(12KO)11敗4分。
1R、永澤は徹底してサウスポーの里見の前足に左ローを蹴っていくが、正面に立っているため危うい。里見は間合いを測りながら、永澤が前に出てくるところへ左フックを打ってダウンを奪う。
立ち上がった永澤に里見は一気にラッシュ。左フックの連打から右フック、さらに左フック連打から最後は右フックで永澤をマットに沈めた。
圧巻のKO勝ちとなった里見は「去年ベルトを獲って前日に子供が生まれて。それでもベルト獲られちゃって。みんなの応援がなかったらこのリングに立ててないし、本当にサポートに感謝しています。やっぱりKrushってこういう試合なんですよ。倒される覚悟もあったし、前回あんな感じだったけれど、勝つ時はこういうド派手な勝ち方が似合う。そろそろ外国人と戦いたいので強い外国人いたらぶっ倒します。K-1も獲りに行きます。華がありますよね。俺はこういう試合を続けていきます」とアピールした。