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レポート

【Krush】“マッスルタンク”小田尋久がダウン奪い新王者に、塚本拓真が不可思からダウン奪い殊勲の勝利、山﨑秀明に対戦アピール!里見柚己が圧巻の初回KO勝ち、キレとスピードを増して帰ってきた西京佑馬がブランク感じさせない鮮烈KO勝ち、谷川聖哉がバックハンドブローで一撃KO勝ち

2024/08/18 17:08

▼セミファイナル Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
×不可思(クロスポイント吉祥寺)
判定0-3 ※28-30、29-28×2
〇塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)


 不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2023年3月、約4年ぶりにKNOCK OUTに出場するとバズーカ巧樹にKO勝ちも11月にOFGマッチでデンサヤームに判定で敗れた。戦績は44勝(21KO)19敗2分。


 塚本はK-1アマチュアを経て、2018年9月にKrushでプロデビュー。2019年10月から2021年6月まで3連敗を喫したが、2021年11月の川島康佑戦から2023年1月の大野祐志郎戦まで5連勝。「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で小嶋瑠久に敗れるも小嶋の棄権で決勝へ進出。稲垣柊にTKOで敗れた。2024年1月には近藤魁成から判定勝ちを収め、4月にはゴンナパーに挑むも敗れた。戦績は7勝(2KO)6敗2分。


 1R、不可思はやわらかい動きでステップを踏み、右ローを軸にして右ストレート、右フックを伸ばしていく。塚本は右ミドルを中心に蹴りを多用。近距離ではワンツーを打つ塚本に不可思もすぐに右を返す。


 2R、不可思は圧を増していき、塚本が右の蹴りを放つと必ず右ローを蹴り返す。それ以外でも右ローを徹底的に蹴っていき、塚本は踏ん張りが効かなくなったか2度転倒。不可思は右ストレートを打ち、塚本も右ストレート。打ち合いになる中、塚本が右ストレートをヒットさせてダウンを奪う。



 3R、逆転を狙う不可思は打ち合いを仕掛け、右フック、右ストレート、右ハイ、左ボディをヒットさせるがタフな塚本は倒れず打ち返してくる。塚本の右ストレート、右ハイをもらって大きくのけ反る不可思。それでも前へ出て打ち合いを仕掛ける不可思に塚本も応える。最後まで打ち合いが続き、試合終了のゴングが鳴ると両者笑顔。


 判定は3-0で不可思の追い上げならず、ダウンを奪った塚本の勝利となった。


 塚本はマイクを持つと「一人対戦アピールしたい選手がいて、僕、格闘技を始めたきっかけが木村ミノルvs.山﨑秀明を見てかっけーなと思って格闘技を始めようと思いました。山崎選手、65kgでもう一度やるとSNSで見たので僕と試合して欲しいです。僕はKrushを盛り上げたいと言ってるので、ここKrushで山崎選手に挑戦したいです。ここに降りてきてくれるか分かりませんが、僕はKrushで山﨑選手と対戦したい」とアピールした。

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