▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
〇チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)
KO 1R 2分11秒 ※右ハイキック
×元山祐希(武勇会/INNOVATIONフェザー級王者)
チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2022年3月の『武林風』では、過去K-1で武尊と激闘を演じた強豪ワン・ジュングァンと対戦し、判定で惜敗したものの互角の打ち合いを演じた。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、これも激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。戦績は26勝(9KO)5敗。
元山は2014年8月31日にプロデビュー。INNOVATIONや岡山ジム主催興行、チャクリキジャパンなどで活躍。2023年11月にM1スーパーフェザー級王座を獲得している。2024年4月、前田大尊との王座決定戦を精してINNOVATIONフェザー級王座に就いた。戦績は18勝(4KO)9敗2分。
1R、じりじりと間合いを詰めていくチュームーシーフーがワンツーを繰り出すと、元山は左フックを被せようとする。さらにチュームーシーフーのパンチの打ち終わりには右フックも打つ元山。
チュームーシーフーのパンチに合わせて上手く戦っていた元山だが、チュームーシーフーが伸びあがるようなフェイントから左ハイキック。これが決まりかけ、その後もチュームーシーフーはパンチからの右ハイキックを狙い撃ち。
そしてチュームーシーフーの右ハイが元山のテンプル付近をかすめ、これで脳が揺れたか、元山はワンテンポ遅れて倒れ、10カウントを聞いた。
鮮やかなKO勝ちを飾ったチュームーシーフーはマイクを持ち「自分の試合エキサイティングだったでしゅお。自分のタイトルマッチ見たいですか?今日の試合満足したと思うので次回はタイトルマッチに挑戦したい、ぜひやらせて欲しい」と、タイトルマッチを要求。
すると栗秋がリングに上がり、「おめでとうございます。10月、僕とどうですか?」とチュームーシーフーとの対戦を表明。チュームーシーフーも「もちろん受けて立ちます。気を付けてください。今よりも強くなっているので」と対戦を受諾した。