▼セミファイナル(第10試合)KNOCK OUT×Kun Khmer 3vs3対抗戦 KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R延長1R
×デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
KO 延長R 0分47秒 ※右フック
〇エイ・マムリンプートング(カンボジア)
※本戦の判定は30-29、28-29、29-29。
デンサヤームは83勝(8KO)27敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。
2022年から日本に移住し、武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。2023年7月には鈴木勇人に初回KO負けを喫したが、11月にKNOCK OUTのオープンフィンガーグローブ戦に臨み不可思に判定3-0で勝利すると、12月のKrushでは町田光にも判定勝ち。2024年2月のKNOCK OUTではマルコス・リオスをヒジでTKOに破った。
デンサヤームの対戦相手エイはカンボジアで健太にヒジ打ちで勝利した182cmの長身選手で、48勝(22KO)5敗2分の戦績を持つ。
1R、デンサヤームは左ミドルを次々と蹴っていき、エイは右インローを蹴るという展開。デンサヤームは身長差はそれほど気にしていない様子。両者とも蹴りで様子を見たか。
2R、エイは長いリーチから右ストレートを伸ばしてくるが、デンサヤームが左ミドルを上手く当てていく。組みつくと首相撲の崩し技でエイをマットに叩きつける。
3R、前に出て攻め込むエイだが、デンサヤームは組みに持ち込んでブレイク。離れると左ミドルでエイの腕を蹴る。エイの攻撃をかわしていくデンサヤーム。最後は流し気味にしたデンサヤームだが、判定は三者三様のドローで延長戦に。
延長戦もデンサヤームは右手で払ってからの左ミドルを当てていき、試合を優位に進めたが、エイが右ストレートで前に出たところでデンサヤームが打ち合い、エイの右フックがヒット。デンサヤームはダウンし、立ち上がろうとするも立ち上がれず、エイのKO勝ちとなった。